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「新しい原風景」への足掻き

1 水戸の原風景

「新しい原風景をこの街に」

 水戸サポなら誰もが知っているブランドプロミスです。最近導入されたホーリーホック3号車には両サイドと後に入っています。(上写真参照)
 「新しい」というには、「今まで」の原風景があるはずです。では、水戸の原風景とはは何なのか?
 Jリーグが生まれて30年だそうです。プロリーグを通して代表の強化、そして悲願のワールドカップ出場。JFAの狙い通りとなり、野球以外考えられなかったプロスポーツの新しい型が生まれました。(その後、様々なスポーツがプロ化を進めました。)
 Jリーグの革新的だったのは、「プロスポーツ=企業のもの」という図式を打ち破ったところでしょう。Jクラブは「都市名+クラブ名」となっています。例えば水戸ホーリーホック。どこにも企業名はありません。「おらが街のチーム」その中での成功例が鹿島アントラーズでしょう。茨城の鹿行(県東)地域という決して恵まれてるとは言えない場所ながら、クラブを通して地域がひとつになる。Jのお手本と言われたのが鹿島でした。
 鹿島を参考にして、様々な場所でサッカークラブきが生まれました。その流れでJリーグを目指すクラブが水戸に生まれました。それが水戸ホーリーホックです。
 しかし、創設を急ぐあまり、いろいろな面で歪みが生まれました。当時をときめくJリーガー数人の年俸でクラブ運営をしていたとのこと。また、ホームタウンからの協力が得られなかったことも致命的で、クラブ存続の危機も何度となく訪れました。その中、心あるサポーターが署名活動をするなど茨の道ながら現在までクラブが続いています。
 自分が見ていた水戸の原風景は、藻掻き苦しみながら、トップカテゴリーを目指す姿でした。

2 新しい原風景
 水戸の歴史は茨の道と書きましたが、沼田会長の働きかけが功を奏し、少しずつ水戸を支えてくれるパートナーが増えました。小島社長を筆頭にクラブの方々の努力によりホームタウンが増え、人口では茨城の3分の1となる100万人を抱えるクラブとなりました。各ホームタウンの首長さんもケーズスタにいらっしゃると熱すぎるメッセージを送ってくれます!ストーブリーグでは、成長株を引き抜かれることなく、複数年契約の選手が増えました。いよいよ新しい原風景が見えるところまで来たような気がしました。
 そして迎えた2023シーズン。事は予想外な方向に進むことになりました。

JX金属様ありがとうございます😄

3 「新しい原風景」への足掻き
 2勝4分4敗、19位(4月22日現在)特に悲しむべきはホームで一度も勝ちがないことでしょう。しかも13失点😰ほぼズタボロ😭負け方と言っては何ですが、接戦なら勝負は水物だから仕方ないでしょう。さすがに温厚な水戸サポも不満が燻りました。藤枝戦後、200人くらいの水戸サポがバックスタンドに残りました。選手の頑張りは認めるが、クラブは監督はどう考えてるか知りたかったのだと思います。

 まさに五里霧中。バックスタンドに集う人の数は、コロナ禍前に近いと思います。ホームの雰囲気としては選手を後押し出来ていると感じます。しかし、結果がついてこない😰
 この顛末はサッカー貴族さんが記しています。

 平坦な道を進めるならこれ以上楽なことはないです。でも、それはあり得ないことです。人生と同じです。サッカーも嬉しさ悲しさ怒り哀しみが複雑に入り交じっています。今はまだ見ぬ原風景のための足掻きの時期だと思います。水戸ですもの、しっかり足掻いてもらいたいです(笑)
 光圀公の祖父に当たる家康公の遺訓に「人の一生は重き荷を負うて遠き路を行くが如し、急ぐべからず。」とあります。水戸も重荷をもったサッカークラブでしょう。J1は遠き路かも知れません。そこで知恵を絞るのが水戸だと思います!諦めず進めば「新しい原風景をこの街に」となるでしょう!
 今回の敗戦で水戸サポを辞めるという選択肢はありません。試合が来たら全力で選手の後押しをしたいと思います。我々は結構しぶといですよ(笑)
 サッカーの神様がどんな原風景を見せてくださるのか期待して待ちたいと思います。だって水戸が大好きですから😄

 今回もお付き合いくださり、ありがとうございましたm(_ _)m
 


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