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《再会》プリミ恥部 in 飛鳥


プリミ恥部さんとは昨年の沖縄レコーディング以来1年ぶりの再会だった。


少し前に連絡があり、4月に飛鳥でライブできませんか?ということだったので、お互いスケジュールが合う4.14に決まった。


彼を知らない人のために説明すると、ある時から急にできるようになったと言う宇宙マッサージとギター弾き語りのアーティストなのだ。彼のファンは多く、その人気は著名人にまで及ぶ。それほど宇宙マッサージはホンモノなのだ。宇宙マッサージとは?という事なのだが、それは説明が難しい。とにかく一度体験していただきたい。まあ簡単に言うと魂からLOVEの状態になるのだ。余計分からんか。


飛鳥では大和三山を巡る旅(プリミ恥部さんの白い本参照)、


そして飛鳥寺研修会館など数回のLIVEでの共演以来、およそ5年ぶりだ。
自分としてはその後家を建てたり、お互い環境は変わったけれど、よりナチュラルにお付き合いできてるような安心感のなか2日間を過ごした。


1日目はお互い思ってる場所が違う方違えなどありつつお昼に駅まで迎えに行き、再会を喜び合い、ひさびさのNAZO BALIで極上ナシチャンプルを堪能した。楽しいお話しは尽きず、店主でバリ人のディカのお兄さんが沖縄のバリ料理店でシェフをしていて、プリミさんもなんと行ったことがある大好きなお店だと言うことなど発覚するサプライズなどもあった。縁というものは不思議なものだ。どこでどう繋がってるか分からない。

春を感じるナシチャンプル



僕がプリミ恥部さんとはじめて会ったのは2013年8月31日の天川村のフェス。お互いアルバムジャケットデザインをしてもらっていたデザイナーの河野未彩さんの紹介で初対面にも関わらず、何故か一緒のステージで演奏したのだった。あの時の大雨の中、愛の讃歌を歌うプリミ恥部さんの後ろ姿が未だに忘れられない。ライブ後、トイレの前で初体験の宇宙マッサージをしてもらい、次の日に壮絶なUFO体験をしたのだった。


あれからもう11年の時が流れた。


ありがたいことに、ご縁でまた共演できる喜びは筆舌に尽くし難い。その後我が家で翌日のライブの音合わせと予期せぬレコーディングもした。また新しい世界が開いた。

突如我が家でレコーディング



夜は飛鳥の愉快な面々が集い、我が家で宴。プリミ恥部さんと親交のある陶芸家の田中茂雄氏との再会など喜びつつ皆で美味しい料理をつつき、美味しいお酒を飲んだ。楽しく濃い夜が過ぎていった。翌日の練習を兼ね、ギターと歌と舞いで2曲披露した。評判は良く、なんとかできそうで安心した。

愉快な飛鳥の面々と
集合写真


そして翌朝、ゆったりめに起きトークをしながら出発まで過ごした。お酒を飲ませすぎたようで、プリミ恥部さんは二日酔いになっていた。


それから会場に入る前に、《珈琲さんぽ》さんで早めのランチをした。名物の海南鶏飯はさらに優しいお味で素晴らしかった。心地よい場所で、美味しい料理とコーヒーを頂き、束の間本当にたくさんの話をした。

優しくて美味しい海南鶏飯



そして会場の飛鳥寺研修会館にぴったりの時間に到着。昨日からすべてが宇宙タイミングで無駄がない。そしてこの再会を祝うべく借りたお部屋の名前がズバリ《再会》なのだ。


プリミ恥部さんは『何故か頭がボーッとします』と言っていたが、それはおそらくただの二日酔いだ。

機材や会場のセッティングをし、予定どおり13:00ぴったりにLIVEがはじまった。見てはいけない舞&ボイスからはじまり、ほぼ即興ながらセッションした。ぼくが1番大好きな曲《ラヴァーズ・ロック》《光世界》と、ふだん弾かないギターもなんとか上手くいって安心した。途中お客さんに急遽ピアノを弾いてもらったり、新しい試みとしてビートとセッションしたり、楽しく新しい、素晴らしいライブになった。途中プリミ恥部さんの向こうに見える庭には花びらが舞い散り、それはそれは美しい光景だった。

ライブ前のひととき



そして最後の《愛の讃歌》は今まででいちばん声が伸びやかで、すごい声量で、愛そのものになった声が会場に響き渡っていた。ぼくはこの瞬間、美輪明宏を超えたと確信した。そろそろ光に還ろうとしている美輪明宏の意思を引き継ぐのはこの人なのだ。あ、まだまだ長生きするか。なによりこの曲が今日のライブの素晴らしさを物語っていた。二日酔いでこのパフォーマンスはすごい。


その後みなさんへの宇宙マッサージの時間を経て、予定よりも少し早めの時間にライブを終えた。というのもプリミ恥部さんがめずらしく用事で早めに帰らないといけなかったので、割とタイトなスケジュールだったのだが、慌てることなく、それこそ本当に宇宙タイミングな時間配分でライブが終了した。


車で駅まで送り、また再会を約束した。
なんだかまた近いうちに会えそうな予感がした。



後日談。

、というまるで天国のような時を過ごしたわけなのだが、プリミ恥部さんを送っている最中から急に虫歯が痛みだし、翌日に慌てて歯医者に駆け込んだ。治療中あまりの痛さに悶絶し、まるで拷問のようだった。まさに天国から地獄に突き落とされたのだ。プリミ恥部恐るべし。

記念写真

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