救急救命士学習記録

救急救命士国家資格を取得するために、学習している個人的な記録。

学習(インプット)、日記に記録(アウトプット)

今回記録は国家試験でもよく出る問題。

C問題
 40歳代の男性。友人と飲食店で食事中に食物を喉に詰まらせ救急要請された。
 救急隊到着時観察所見:意識JCS300。心肺停止状態。マギール鉗子で肉団子を2個摘出した。バックバルブマスク人工呼吸で胸部挙上は良好。胸部な聴診で湿性ラ音を聴取する。
 最も適切な気道確保方法はどれか。1つ選べ。
1 頭部後屈
2 下顎挙上
3 気管挿管
4 ラリンゲアルマスク
5 食道閉鎖式エアウェイ




正解は3 気管挿管
解説 ポイント、食事中に食物を喉に詰まらせ救急要請、JCS300、胸部挙上良好、湿性ラ音を聴取

上気道異物(窒息)
・傷病者の意識があり、気道の完全閉塞と判断したなら、背部叩打法。あるいは腹部突き上げ法、胸部突き上げ法を行う。→発語なし、咳込みできず、は完全閉塞と判断。

・傷病者の意識があり、気道の不完全閉塞と判断したなら、まずは高流量酸素投与を行う。SpO2値が維持できる場合は、安静を維持してそのまま搬送する。→発語あり、咳込みできる、は不完全閉塞と判断。

・SpO2値が著しく低い場合や、低下傾向にある場合は、背部叩打法、あるいは腹部突き上げ法、胸部突き上げ法を行う。これ以上悪くなりそうなら、上記の異物除去実施。

・処置中に傷病者が意識を失った場合は、直ちに仰臥位にして胸骨圧迫を開始。この胸骨圧迫は気道異物除去法を期待して行うもので、胸部突き上げ法と目的は同じである。心肺停止に、よる適応ではないので、頸動脈の触知は不要である。速やかに喉頭展開して気道異物を視認する。異物を視認できる場合は、マギール鉗子あるいは吸引で異物を除去する。

「異物による窒息」上気道異物による心肺停止は気管挿管の絶対適応になるので、正解は3 気管挿管

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?