メーカー逆出向

都内へ転職で挫折しかけたタイミングで訪れたメーカー出向についてお話します。
メーカー側のメンバーと販売会社側のメンバー総勢70名弱で新規営業部隊が組織された。
出向手当てはなく、同じ仕事だが、メーカー側と給与はまるで違っていた。よくよく、働いてみると景色は変わっていった。まず、担当企業がだいぶ規模も大きく、社内支援体制も手厚かった。販売会社に比べ、もちろん仕切りも安く、営業利益も出やすくなった。立場が変わると顕著なのは各地方の営業マンとのやり取りだ。販売会社で主管として地方の出先に連絡した時とメーカーとして連絡した時対応が大きく違った。自分は変わってないのに立場が変わることでこうも変わるのかと思った瞬間だった。そもそも見えてなかったメーカーの世界に入り、社内リソースに精通する上司のもと、かなりのスピード感で営業活動を仕掛けることができ、たちまち成績をあげる事ができた。そんな、ある日私はやらかしてしまう。今でこそ障害が大きく取り上げられるTeams である。当時社内で試験的に利用していたTeams で部門トップからの連絡を無視してしまったのだ。成績も出てきて調子にのっており、営業目標を達成していたこともあり、自分の肌感で今期はないと思った企業だったので反応しなかった。そうして私の短い出向は1年半で幕を閉じる。
まさか自分が戻されるとは思ってもおらず、異動発表日はそのまま辞めますと言いそうになったほどだった。
私は失意のまま販売会社に戻ることになった。

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