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執事喫茶Swallowtailに行ってみた

もう3ヶ月前とかの話なんだが、人生初の執事喫茶に行った。
なぜかTwitterが唐突に執事喫茶の話題で盛り上がっていたのもあるけど、前から少し気にはなっていた。
執事さんに「ここで働いて長いんですか?」と聞いたら「…!お嬢様…幼い頃から仕えてきた私のことをお忘れになってしまいましたか…」と悲しそうに言われたとか、実際に行った人の感想ツイートが全部おもしろかったのでさすがに行ってみたくなるだろう。
ちゃんと設定を守りきっていてすごい、めちゃくちゃ大変そう。
執事の人はたしかみんな紅茶アドバイザーとか何かしらのガチな資格を持っているので、もはや本当の執事みたいじゃん…。

わたしは行こうと思えばいつでも行けるもんだと思っていたけど、まず予約をとることがわりと大変だと知った。
なので毎日1回は予約ページをチェックして、そのおかげでなんとか席は確保できた。
だけど1人席は予約開始時間に張り付いてないとたぶんとれない…。
しかたなく2人席で予約したけど、この場合1人分のキャンセル料1500円を支払わないといけない。
友達がいないわたしにはキャンセル料を支払う選択肢しかなかった…。

扉が開くと3人の執事さんが出迎えてくれた。
すごく丁寧でビビる。
そのうちの1人が席まで案内してくれる。
わりと空間の真ん中らへんの席でちょっと落ち着かなかった。
1人席は壁際にずらーっと。ちゃんと横には仕切りのカーテンもついていていいなぁと思った。

優雅に本を読むお嬢様が視界に入って気づいたんだけど、スマホ禁止なので手持ち無沙汰すぎて(本持ってくれば良かった…!)と思った。
写真撮影禁止、仕事の電話とかどうしてもスマホを確認したい時は執事さんに伝える。

ここでわたしは人生初のアフタヌーンティーを体験する。
サンドイッチやスイーツが3段のあれ(伝われ)に乗ってくるわけだけど、ここで驚いたのが、いちいち皿を取り替えるのも執事さんの仕事らしい。
次はこの皿のものを食べようかな〜っつって自分でやるとおそらく執事さんが飛んでくる。
紅茶を注ぐだけでも執事さんを呼ばないといけない。
わたしはいちいち呼ぶのが恥ずかしくて気づいてくれるのを待つしかできなかった…。

わたしがスコーンをぼろぼろこぼしながら食べていると「お嬢様、この切れ目に沿って割ると食べやすいですよ」(もっと丁寧な言い方だった)とスコーンの食べ方を教えてくれて、そのとおりにしたら全然ぼろぼろしなくて普通に感動した無知なお嬢様。
ほんとだ!ありがとうございます!と言うと、「当家のDNAがお目覚めになられましたか」と微笑まれた。
「はい!思い出してきました!」と思わず元気に答えた。

わたしが飲んだ紅茶は、眠り姫(ノンカフェイン)とアルジャーノン。
完全に名前の可愛さで選んだ。
紅茶だけで40種類以上だったか…すごい…。
本当はお酒も飲みたかった、本当に。
あっという間の90分だった。
1日に何回も帰宅するお嬢様もいるんだろうなぁ…予約がとれたらの話だけど…。

お会計は社会勉強の一環というていで「最後にテストがございます」と伝えられる。
日頃の社会勉強の成果を思う存分発揮させていただきました…(ただの会計なんだがな)
お出かけ(退店)の時間になると「お嬢様、馬車が到着いたしました」と伝えられ、行ってらっしゃいませ、と見送ってくれる。

ホストなんかより全然ハマってしまいそう。
ホスト行ったことないけど。
呼び方指定できるのも良い。
男装してお坊ちゃま呼び指定で行くのも楽しそうとか思ったり…。

お屋敷を出て、ここが池袋だったことを思い出した。
そのあと完全にノリで眼鏡を作った。
それくらい気分が良かったんだろう。

次は絶対小説を持って行く。
読書が捗りそう。

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