暇に耐えられるか。

本さえあればとか、YouTubeさえ見れればとか色々条件をつけたくなる案件かと。
暇の定義の問題ね。

条件としては、家に籠る。
電子的な娯楽もNG。
本は1冊だけギリセーフといったところで、
他何にもすることが無いとしよう。
そんな状況でどのくらい我慢が出来るか?という…

いや我慢大会じゃ無いのでリラックスした状態でどのくらい過ごせるかという課題があるとする。

或いはそういう大会があったとすると、地区予選突破程度の実力はあると自負している。
ただただ何も特筆することのない日常を淡々と丁寧に過ごす自信がある。

パソコンOKとするといくらでもいけるという強者が犇めくと思うのだけど、娯楽のない生活となるとハードルがぐんと上がるのは間違いない。

そもそもそういう心持ちなので、
いつでもシンプル且つ質素な生活に慣れる自信があるからこそ、こんなハイリスクな人生をチョイスできていると言えるし、なんなら実際に貧乏大臣貧乏大臣みたいに大波を繰り返しているのは事実だったりする。   

高級ホテルのスイートルームにも、路傍の名もない小さな美しい花にも、ちゃんと感動や尊さを感じることが出来る。

どちらか片方を「あんなのは嘘っぱちだぜ」なんて言い捨てるようなひねくれたジジイに仕上がっていない。

そういう基礎が出来ていると人生の価値が2倍に跳ね上がる。
なんというか、「あーあ暇だなぁ」と「平和でよかった、幸せだなぁ」は非常に近しいものだと思うわけ。

最近暇でさ。

穏やかに過ごさせていただいています。

似たようなもんなんよ。

映画でも、まるで美しい絵のような映像で淡々と山奥の生活を描くような作品と三分に一回爆発起きるようなハラハラドキドキエンターテイメント作品の両方楽しめる心を持ってると、
良いねというお話し。

そういう人は結果として悔いのない人生を送れるんじゃないかなって。

そんなわけで僕は今日も今日とて、
目まぐるしい人生の中に訪れた、愛おしい暇な一日を噛みしめて過ごすのでありました。

本でも読もうっと。



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