シェアハウスの管理人になりました。 第3話
校内
○○)変わんねぇなここも
私立乃木坂高校、文武両道に平民金持ちの格差が無い分け隔てない県内TOPの高校である
○○)さてと、校長室は確か……
??)だ、だから……‼️
○○)ん?この声は……あの子か、体育館裏か
体育館裏、あやめside
あやめ)だ、だから……‼️む、無理だって‼️
??)はぁ?私に盾突く気?弱いアンタが?いいからそのストラップ寄越しなさいよ‼️
いつからだろう、こんな事になったのは……
私はただ、みんなが仲良く幸せになれる場所を作りたかっただけなのに
生徒会役員になってから私はとある子に虐めに遭っていた
鈴城朱音さん、鈴城財閥の一人娘だとかで一般人を平気で虐めて脅すそんな嫌な子だった。
私はみんなを護りたいからと自らを犠牲にした
ある日斑目玖音さんっていうシェアハウスの管理人さんに相談をした。けど、放任主義で何もやってくれなかった。
その後新しい管理人さんが来た秋元真夏さん、真夏さんだけは私を見捨てなかった。
男の人は嫌いだ、被害に遭いたくないからって平気で人を見捨てる価値のない人だと思った。
真夏さんが海外赴任でいなくなる、だから新しい管理人を探してくれた。
黒霧○○さん、高身長で怖い人……けど、優しかった。
黒霧さんは私達の為に家具や衣服、娯楽品を買ってくれた。
私は黒霧さんにあやめの花のストラップをくれた。『あやめの花はいいもんだ』って、まるで私を褒めてくれてるようなそんな気がした。
朱音)いいから、そのストラップ寄越しなさいよ‼️
あやめ)い、嫌だ‼️これは宝物なの‼️
朱音)ちっ、調子乗るんじゃねぇよ‼️
??)ほう、ちゃんと声出るんだな君
あやめ)えっ………黒霧さん?
○○)こんな所で何してる?校長室に行けって言ったんだが?
あやめ)え、えっと………
朱音)おっさん誰よ‼️
○○)あ?この子味方だけど、なんだクソガキ
朱音)く、クソガキだって!?私は……‼️
○○)鈴城財閥、鈴城宗近の娘の鈴城朱音だろ?
朱音)し、知ってるんじゃない‼️
○○)…………あやめ、そのストラップを護ってたのか?
あやめ)…………(。_。`)コク、初めての、プレゼント……だから。
○○)そうか、大切にしてたんだな
俺はそっとあやめの頭を撫でた
朱音)無視してんじゃ………
○○)はぁ………”少し黙ろうか”
朱音)∑(O_O;)ビクッ(な、なんなのよこのおっさんは‼️)
??)何ごとなの‼️
朱音)あっ(そうだ、あの人にこのオッサン追い払ってもらお笑)
??)何があったの、鈴城さん
朱音)せぇんせぇ〜?不審者がいるんですぅ〜追い払ってくださぁ〜い
??)不審者………って
○○)よお、卒業式ぶりだな”梅澤”
梅澤美波、乃木高の担任そして卒業生
美波)く、黒霧先輩!?
朱音)は?
美波)な、何してるんですか黒霧先輩‼️
○○)ちょっとな、つーかお前……夢叶えたんだな
美波)ま、まぁ……ってそうじゃない‼️今まで何してたんですか!?
○○)世間話は後で、それよりこのクソガキとあやめは同じクラスメイトか?
美波)また言葉遣いが荒い……えぇまぁ筒井さんと鈴城さんはクラスメイトで私が担任ですけど
○○)……そうか、なら丁度いい梅澤
美波)えっ?
○○)”校長室、案内しろ”
校長室
美波)ちょちょ、ちょっと?今あの人は……‼️
○○)なもん知らねぇよ
俺はそう言って扉を蹴った
俺の目の前に空を見ながら優雅に紅茶を嗜んでいた人が居た
○○)よお、相変わらずイライラさせるような佇まいしてんな
??)久しぶりに会う言葉がそれなのは相変わらずね黒霧
○○)うっせぇな”橋本”
橋本奈々未、現乃木坂高校校長
奈々未)女性に対してのその発言相変わらずだね
○○)どうでもいい、俺が来た要件知ってるんだろ?
あやめ)要件?
奈々未)筒井あやめさんと鈴城朱音さんの件でしょ?とりあえず座りなよ
俺はそのままソファに座った
奈々未)さてと……まず、なんで黒霧があやめさん達のこと知ってるのか教えて
○○)はぁ……まわりくどいこと聴くな、俺はお前に盾突くほど馬鹿じゃない
奈々未)そうね、それじゃあとりあえず話し合いましょうか”鈴城朱音さんを退学にさせるかどうか”
朱音)は?何言ってんのよ‼️
奈々未)貴女に今、話す権限は無いわ。
朱音)ちっ……
○○)俺個人としてはこの問題はあやめ自身に落とし前付けさせてもらいたいが
あやめ)えっ?
朱音)ちょちょ、まずはこのおっさんは追い出しないさいよ‼️
奈々未)はぁ、朱音さん?彼は一応ここの関係者なので部外者ではないですよ
朱音)はぁ!?
○○)一言余計だ。それよりどうだあやめ、君はどうしたい?
あやめ)わ、私は……みんなが仲良く幸せになれる居場所を作りたい……す、鈴城さんもここの人だから幸せになってほしい……です。
○○)そうか、良い奴だなあやめは。
奈々未)鈴城さん、虐めの事だけど辞めるつもりは?
朱音)私がやったっていう証拠はあるんですか?
○○)はぁ、めんどくさい女だな
俺はそう言って机の上に鈴城朱音があやめを虐めていた写真を放り投げた
○○)これでもしらを切るつもりか?
朱音)な、なんでよ………なんでこんな女を‼️
○○)男とか女とか関係ねぇ、”お前は俺のシマを荒らした”ただ、それだけだ。
朱音)……ちっ、あ〜あつまんない‼️なんなのよこのオッサンは
あやめ)……黒霧さんは‼️こんな私を優しく手を差し伸べてくれるちょっと怖いけど良い人なの‼️
○○)‼️
”お兄ちゃんはちょっと怖いけど優しい人なの‼️”
奈々未)褒められてんじゃん笑
○○)うっせぇ……
その時外から叫び声がした
奈々未)何事?
??)ヤクザよ
奈々未)ヤクザってどういうことまいやん
白石麻衣、乃木坂高校教頭
麻衣)どうもこうも鈴城さんのお兄さんは新川組の若頭なのよ、だから言ったんじゃない『めんどうごとは避けろ』って
奈々未)この事態どう解決するつもりかしら黒霧?
麻衣)黒霧!?
○○)よぉ、相変わらずだな白石は
麻衣)ホント、黒霧が居ると問題ばかり起こる‼️
奈々未)まぁまぁ、その度黒霧自身が解決して来たんだし
あやめ)あ、あの……黒霧さんって?
奈々未)あ〜言ってないのね、あやめさんは”ラッキーセブン”って分かる?
あやめ)我が校の生徒会の通り名……です。
奈々未)私がNo.2、まいやんがNo.3っと7人の生徒会メンバーが居る。あやめさんはNo.1よね
あやめ)恐れ多いですが…
奈々未)実は黒霧も生徒会なのよ笑
あやめ)黒霧さんが?
○○)辞めろその話、いい思い出無いんだから
奈々未)むーり
あやめ)あ、あのそれで?
奈々未)そうそう、黒霧はね………
奈々未)”生徒会No.1、生徒会長黒霧○○”
あやめ)えっ、黒霧さんが?
続く
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