シェアハウスの管理人になりました。第1話

真夜中の3時、雨が止み月に照らされる時悲鳴が聴こえてきた

男性)ゆ、許してください！！

？？)いつになったら返せんだ？もう期限過ぎてんだよ！

男性)ひ、ひぃ！！

？？)まぁ、落ち着け来栖

来栖蓮司、ヤクザの下っ端

蓮司)でもっすよ、○○の兄貴コイツは……

黒霧○○、ヤクザの若頭

○○)そう詰めると相手さんもビビるんだ。とりあえずいつ耳揃えて返せるんだ？

男性)ら、来週には！！

○○)わかった、来週まで待つけど逃亡はすんなよ？( ¨̮ )(圧)

男性)は、はい！

大鳳組、事務所

○○)組長、ただいま戻りやした

蓮司)ただいまっす！

大鳳大和　大鳳組2代目組長

大和)よく戻ったな2人とも、ちょっといいか○○

○○)なんでしょうか組長

大和)お前が以前金貸しした男の事覚えてるか？

○○)えぇはい、2ヶ月前に夜逃げした斑目玖音でしたっけ？

斑目玖音、借金をし金を貸したきっり応答がなく2ヶ月前に夜逃げしたとされる○○担当の男

大和)その玖音がな、亡くなったみたいだ

○○)は？どういう意味っすか組長

大和)私にもさっぱりなんだ、ただニュースにな玖音の名前があった

○○)逃げたまま自殺なんですか？

大和)いや、それがな……昔の知人によると玖音のバックには警察がいるみたいなんだ

○○)斑目聡一郎ですか……

斑目聡一郎、日本政府警察のトップである警視総監である

大和)あぁ、それでな玖音がやっていたなんだあの……しぇあなんつー

蓮司)シェアハウスっすよ組長

大和)そうそう、そのシェアハウスのことだが

○○)あ〜はい、確か組長の孫の真夏さんが一時的に担当してるんでしたね

大和)あぁ、それでな真夏がな海外赴任することになって管理人を辞めるんだよ

○○)また変わりの管理人探しですか？

大和)そうなんだが………○○、”管理人とやらやってみないか？”

○○)どういうことでしょうか組長

大和)あぁ、今まで色んな管理人候補を試してきたんだが真夏が一時的適任だったのはお前も分かっているはずだ

大和)しかし、適任過ぎてどうやら真夏はシェアハウスの子達に懐かれてるみたいでな、赴任条件に”真夏の知り合いもしくは信頼する人物”があるらしい

○○)つまり、名も知らぬ輩に任せたら子供たちに悪影響だから真夏さんの傍にずっと居た俺が適任だと？

大和)頼めるか？

○○)蓮司、俺の仕事どれくらい覚えてる

蓮司)兄貴のっすか？んまぁ細かいのはまだっすけどある程度ならいけるっすけど

○○)組長、その仕事やらせてもらいます。

大和)本当か！？

○○)えぇ、俺の仕事は蓮司が傍にいて覚えているので彼に任せます

蓮司)兄貴………！！

○○)ヘマすんなよ蓮司

蓮司)うっす！！

こうして黒霧○○こと俺はシェアハウスの管理人をすることになった

次の日、乃木坂駅ホーム

○○)組長にここで待っておけと言われたが……

？？)ごっめーんお待たせ黒霧君！！

○○)いえ全然、お久しぶりです真夏さん

秋元真夏、大鳳大和の孫

真夏)久しぶりだね黒霧君、背伸びた？

○○)会う度それ言うの辞めてくれません？

真夏)ごめんごめん、それじゃあ行こっか！

車内

○○)真夏さん、いつ免許なんて取ったんですか？

真夏)管理人任せてもらった次の週かな？車無いと不便かなって

真夏)それにしても管理人引き受けてくれてありがとう黒霧君

○○)いえ、真夏さんから信頼されている以上断る理由なんて無いですよ

真夏)そう？じゃあ”真夏”って呼んでよ付き合ってた頃みたいに

数年前まで俺は真夏さんとお付き合いをしていた。しかし付き合ってから彼女に忍び寄る危険が多くあったため互いの了承により別れることになった

○○)ダメですよ真夏さん、また貴女に危険が来るんですから

真夏)そう？スリリングな気分も黒霧君とならいいけど？

○○)そういうのはやめてください

真夏)えぇ〜、了承はしたけどまだ黒霧君のこと好きなんだよ？

○○)はいはい分かってますよ、だから貴女の為に連絡先残してるんですから

真夏)ホント？嬉しい♥️

○○)それに安心してくださいよ。俺は”真夏さん以外好きなることないんで”

真夏)そ、そう？(黒霧君ったら平気でそういうこと言っちゃうんだから///)

○○)真夏さんどうしました？

真夏)な、なんでもないよ！？ほ、ほら着いたよ‼️

目の前に見える大きな家

○○)斑目のやつ、まさかこれの為に？((ﾎﾞｿｯ…

真夏)ほら行くよ黒霧君

○○)あ、はい

俺は家を眺めながらも中へと入った

１階リビング

真夏)ただいま〜

？？)あっ、おかえりなさい真夏さん！！

真夏)他のみんなは部屋かな？

？？)えっと……あやめんと悠理、璃果は自室で勉強。レイ、美佑、美緒はお買い物してて、他多分何かやってますね。真夏さんその人は？

真夏)あ〜うん、先にまゆたんに紹介しとくね新しい管理人さんの黒霧○○君

○○)よろしく

真佑)はじめまして黒霧さん、田村真佑ですこれからよろしくお願いしますね！！

○○)あ、あぁ……(大学生で俺より歳下か)

真夏)さてと、私の役目はここで終わり‼️後は頑張って‼️

そう言って真夏さんはその場を後にした

○○)田村さんだったかな

真佑)真佑ですよ黒霧さん

○○)ん？

真佑)真夏さんが作ったルールでこのシェアハウスではみんな苗字じゃなくて名前かあだ名で呼び合うんです

○○)そうなのか、それで真佑さん一通りここのこと教えてくれるか？

真佑)分かりました部屋案内ついでにお話しますね‼️

そして真佑さんは色々教えてくれた

どうやら俺が思っているシェアハウスとは違いこのシェアハウスは”穢れている”

特にそれに1番被害が多い遠藤さくら、金川紗耶、筒井あやめの3人。セクハラ、暴力、噂、全て彼女達に張り付いたレッテルや過去はそう簡単に消えはしない

斑目玖音は悪影響を放任し、ストレスが貯まれば彼女達に危害を加えるという最低さにシェアハウスの住人全員男嫌いという

○○)それにしては君は毛嫌いしないんだな

真佑)真夏さんが信用する相手なら嫌いになる必要ないじゃないですか？

○○)そうか、でもあまり無理はするな

俺はそういうと彼女の頭を撫でた

○○)無理な時は無理と言え、泣くことは罪じゃねぇ

真佑)………本当は少し怖いです。

○○)そうか……明日から真夏さんは居ない。明日全員をここに集めてくれないか？

真佑)いいですけど……何するんですか？

○○)それは明日のお楽しみだ

続く