コミュ障の僕とパリピな RE:#10

前回までのあらすじ、夏祭り行くってさ

集合場所

○○)(思ったより早く来ちまったな)

悠真)おっ、お前にしては珍しく早いじゃん

○○)言うてるお前もな

？？)お、お待たせ！！

？？)2人とも早いねぇ〜

悠真)おぉ、二人揃うともう芸術だな(宮田さんすんげぇ可愛いな)

愛萌)お世辞ありがと笑(白坂君の袴……なんかいいかも)

悠真)ほら、お前もなんか言え

○○)なんか？んまぁ………その、可愛いです鈴花さん

鈴花)あ、ありがと///(○○君に褒められちゃった)

悠真)最初どこ行きたい女性陣

愛萌)その事なんだけど……二手に分かれてそれぞれで楽しまない？

鈴花)ちょ、ちょっと愛萌！？

愛萌)私は白坂君と行くからすずは○○君と行きなよ!!

悠真)おぉ〜いいね！！

○○)悠真、テメェ……

悠真)んじゃあ先行くから楽しめよ〜！

そう言って悠真と宮田さんは奥へと進んだ

○○)………その、行く？

鈴花)………行く。

オレと富田さんはそのまま歩くことにした

○○)その、どれ行きたいとかある？

鈴花)………たこ焼きた、食べたい。

○○)分かった

店主)いらっしゃい！

○○)たこ焼き1つ下さい

店主)はいよ、お2人はカップル？

鈴花)カッ！？み、みたいなものです‼️

店主)いいねぇ〜それじゃあ１個サービスね‼️

○○)ありがとうございます。

オレはそう言って屋台を後にした

鈴花)(○○君は、私たちがカップルって思われてどうなんだろう……)

○○)(カップル………昔みたいにオレも恋していいのか？)

○○)そうだ、はい

オレはそう言って手を差し伸べた

鈴花)えっ？

○○)はぐれないようにね

鈴花)うん………ありがと///

悠真side

悠真)さてと、宮田さんどこ行きたい？

愛萌)ん〜射的したいかなぁ〜

悠真)射的なら……あそこだな、行こっか

どうも悠真です。今絶賛○○と富田さんをくっ付ける為に宮田さんと2人で行動しています。

え？オレは宮田さんのこと好きなのかって？いやいや、俺みたいな奴が可憐な宮田さんとは釣り合わないですよ笑

まぁ、とりあえず紳士的な対応はしますけどね

オレはそのまま宮田さんの手を握った

愛萌)へっ！？

悠真)どうしたの宮田さん？

愛萌)い、いや？(きゅ、急に握ってきたからびっくりした)

悠真)こうした方が、宮田さんとはぐれないようになるでしょ？嫌だった？

愛萌)ううん、気遣ってくれてありがと‼️(白坂君って案外優しいんだ……)

悠真)そう言えば、宮田さんに1つ聴きたいんだけどさ

愛萌)なぁに？

悠真)”アイツのこと、なんで本気で狙わないの？”

愛萌)な、なんのことかなぁ〜？(白坂君なんで分かるの？)

悠真)宮田さん、思いっきり恋してるって顔に書いてますよ笑

愛萌)えっ、うそどこどこ！？

オレはそっと宮田さんの顔を覗いた

悠真)ばーか、書いてるわけないじゃん笑バレバレだよ？

愛萌)(◎_◎;) ﾄﾞｷｯ!!な、なんだ驚かさないでよ〜(さっきのドキドキはなんだったんだろ……)

悠真)本当は宮田さんはアイツと話してる時イキイキしてるからそうかなって思っただけだよ

愛萌)そうだったんだ………まぁ、その私は友達の為なら恋するのを諦めるって決めてるの

悠真)そういうの寂しくない？

愛萌)もう決めちゃったしね、後は2人の時間の問題って感じかな〜

悠真)友達だっとしても、女の人って取り合いになるでしょ？

愛萌)そうだけど、私の友達は……すずだけだから。

悠真)俺たちは友達じゃないの？(可哀想な人)

愛萌)も、勿論友達だよ？でもほら……昔からの腐れ縁ってやつ？そういうのがすずだけなの

悠真)ふ〜ん(やっぱり宮田さんらしい……だったらオレも)

悠真)じゃあ宮田さんはアイツ以外に告白されたらどうする？

愛萌)ん〜その人のこともっと知るために色んな思い出つくるかな〜？

悠真)じゃあその相手が俺だったら？

愛萌)白坂君が？まさか………流石に冗談……

オレは宮田さんに近づきそっと彼女の耳元で囁いた

”結構本気だよ？”

愛萌)えっ？(いつもと違う真剣な感じ………)

悠真)俺自身は恋愛とか全くしたことないから上手く出来ないけど、独占欲強いよ？？

愛萌)で、でも……私は全く

悠真)じゃあ……オレが君を好きにさせてみよっか？

愛萌)た、例えば？(ってなに期待してるのよ私)

悠真)例えば………

オレは宮田の手を引っ張り顔を近付けた

愛萌)(◎_◎;) ﾄﾞｷｯ!!

悠真)こんなこととか？

愛萌)ふざけてる？

悠真)そう思うならそれでいいよ？

愛萌)…………そう言われたら何も言い返せないじゃん///

悠真)はいオレの勝ち✌️

愛萌)も、もう………は、早く行くよ‼️…ゆ、悠真君‼️(つ、つい悠真君って言ったじゃん‼️も、もう……)

悠真)ふふっ、はーい女王様の仰せのままに

花火会場

○○)アイツ遅せぇ……

鈴花)まぁまぁ………って愛萌だ‼️おーい

愛萌)お、お待たせ‼️

鈴花)愛萌、なんか顔赤くない？

愛萌)き、気の所為だよ‼️

○○)何した変態悠真

悠真)変態じゃねぇよ殴るぞ

○○)………ふ〜ん、なるほど笑

悠真)なんだよ気持ちわりぃ

○○)お前も人のこと言えねぇな笑

悠真)あ？なんだよ

その時、花火が上がった

鈴花)うわっ、綺麗‼️

愛萌)うん、確かに綺麗だね

悠真)どうよ○○

○○)どうよって何が？

悠真)来て良かっただろ？

俺はふと富田さんの笑顔を見た

○○)んまぁ………悪くはなかったな、つってもお前はいい思い出になったんだろうな

悠真)ん？何が？

○○)お前、宮田さんのこと口説いただろ？

悠真)口説いてねぇよ、それに……あんな子俺には勿体ねぇんだよ。

○○)………あの子はまだ寝てんのか？

悠真)まぁな、今はゴタゴタしてっから片付けてからかな

○○)さっさと、お前も踏ん切り付けとけよ

悠真)わーってるよ(そう簡単に終われるもんじゃねぇんだよ………)

愛萌)？(白坂君、なんか悲しい顔してる……何か思い出してるのかな？)

to be continued