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シェアハウスの管理人になりました。 第4話

あやめ)黒霧さんが元生徒会長?

○○)はぁ、昔だがな

朱音)このおっさんが元生徒会長!?

麻衣)ほら黒霧、早く解決しなさいよ

○○)無理やりだな………まったく、『あ、俺だ。あぁそうそう、あと2分か?分かった早く頼む』

奈々未)誰に電話したの?

○○)見たら分かる

その時また大きな車の音がなった

奈々未)何かしら?

麻衣)あの車……確か大鳳組とかいう県一強いヤクザグループね

あやめ)県一強い……(この学校乗っ取られるの!?)

美波)な、奈々未さん‼️なんなんですかあれ‼️

奈々未)私に言われてもね〜

○○)あやめ

あやめ)は、はい

○○)君は俺を信用するか?

あやめ)……し、信用します‼️

○○)そうか………おい橋本

奈々未)だから女性に対して……

○○)……行ってくる

奈々未)……はいはい、後片付けはしっかりしな

俺はそのまま校長室を出た

美波)奈々未さん‼️黒霧先輩だけ行かせていいんですか!?

奈々未)大丈夫、アイツああ見えて超強いから

美波)いや、知ってますけど‼️

麻衣)黒霧は大鳳組の若頭よ

美波)えっ先輩が!?

あやめ)黒霧さんが……(黒霧さんは斑目さんの罪滅ぼしの為に?)

グラウンド

○○)よぉ、鈴城〜

??)んだ………って黒霧の兄貴‼️

鈴城快斗、大鳳組傘下新川組若頭

快斗)な、なんで兄貴が?

○○)ん?訳ありだよ、んでお前は?

快斗)俺はその〜ワガママな妹の後処理を……

○○)お前の妹なら今校長室にいんぞ

快斗)なんで兄貴が知ってんすか?

○○)お前、俺の現状は理解してんのか?

快斗)あ〜はい、確か斑目玖音が経営していたシェアハウスの3代目管理人になったんだとか

○○)んでそこに住んでるウチの1人がお前の妹に虐められてんの

快斗)マジっすか?

○○)お前、俺が嘘ついてるとでも?

快斗)い、いえ‼️兄貴に拾ってもらった恩、無駄にするつもりは無いです‼️

○○)シスコンもいいが、ちゃんと妹のことはめんどうみやがれ

快斗)はい、ちゃんと言い聞かせます‼️

校長室

奈々未)あっ、おかえり〜

あやめ)黒霧さん‼️

○○)終わったぞ

朱音)なにしてんの兄貴早くアイツを‼️

快斗)朱音‼️

朱音)‼️

快斗)お前の言い分は家に帰ってからだ、いいな?

快斗)……君は生徒会長だったね

あやめ)∑(O_O;)ビクッつ、筒井あやめです。

快斗)あやめさん、すまなかった‼️

あやめ)えっ?

朱音)ちょっと兄貴なに謝って……

快斗)”黙れ、お前に喋る権利などない”

朱音)んっ………(なによ、なんなの‼️)

快斗)妹の我儘全て許した俺の責任だ、本当にすまない‼️

あやめ)い、いえ………

快斗)もし、何かまた妹がやってきたら………ここに

あやめ)連絡先ですか?

快斗)はい、俺に言えないことならそこの黒霧の兄貴経由で言ってください。

あやめ)あ、ありがとうございます

快斗)ほら、朱音も謝るんだ

朱音)い、嫌よ‼️なんで私がこんな奴に‼️

快斗)……朱音、いいから謝れ。

朱音)なんでよ、なんで謝らなきゃいけないのよ‼️何も出来な奴になんで努力して来た私が‼️

快斗)いい加減しろ朱音‼️あやめさんがいつ、努力していないって言った?誰がこの子は努力していないって決めつけた?

朱音)だってそうじゃない‼️あやめは成績もよくて男子からもモテる………まるで勝ち組じゃない‼️なのに……私は努力しても、勉強しても何もいいことなんかない……

あやめ)鈴城さん…………

○○)……バカだな、それは君自身がそう勘違いしているだけだ

朱音)勘違い?

○○)確かに産まれ持った天才とかモテるオーラだとか、そういう奴はそこらじゅういるだろう。けど、それ以外のヤツらだって人気者になっている、なぜだと思う?

朱音)な、何故って………

○○)”自分から、そして人から信じてもらうからだ”

朱音)信じてもらう?

○○)あぁ、例えばお前の兄貴である快斗がこうして君の為に謝れるか……それは、お前のことを信頼、つまりは良い奴だと信じているからだ

○○)それは妹だからではなく、一人の人間として努力している君自身を信じているからだ

朱音)信じている………

あやめ)あ、あの鈴城さん‼️

朱音)何よ……

あやめ)その、私でいいなら鈴城さん友達にもなるし、その勉強も教える

朱音)何よ、なんでアンタは私がずっと……

あやめ)うん、でも今の気持ちを聞いて分かったの。鈴城さんも抗ってるんだなって……

朱音)抗う?

あやめ)私は元々、父親のDVで家を出て今のシェアハウスに居るの

朱音)……

あやめ)私も最初は鈴城さんと同じ気持ちになってた、けど私が変われたのは抗い続けて、少しでも誰かを信じようって、信じられたいって思ったの

朱音)…………さい。

快斗)朱音?

朱音)だ、だから‼️ごめんなさいって言ったのよ‼️

あやめ)鈴城さん

朱音)悪かったわね………別に嫌ならいいけど、今度は私がアンタに教えたみたいにアンタが私に勉強教えなさいよ

あやめ)………うん、よろしくね鈴城さん‼️

朱音)………朱音よ、教えてくれるお礼としてそれぐらいなら……あ、あやめにも呼ばれてもいい。

あやめ)………うん‼️朱音ちゃん‼️



○○)一件落着か

奈々未)何処まで見通してたのよ

○○)何がだ?

奈々未)白々しいわね、黒霧のことだからこういうハッピーエンドも確定だったんでしょ?

○○)橋本は俺を買いかぶりすぎだ、俺はずっと………あの頃のままだ

奈々未)ふふっ、そうだったね黒霧は黒霧ね笑

帰り道

あやめ)………黒霧さん、ありがとうございます

○○)何がだ?

あやめ)私を助けてくれたことです

○○)勘違いするな、俺はあの斑目が荒らした所を元に戻しているだけだ

あやめ)ふふっ、分かりましたそうしときますね

そう言って筒井は俺の腕を掴んだ

○○)誘っているのか知らんが俺は襲わんぞ

あやめ)私は変態じゃないですよ、でも………黒霧さんが相手ならいいですよ?

俺は筒井のその笑顔に惑わされた

○○)………と、とりあえずだ‼️いい加減離せ‼️

あやめ)黒霧さん、照れてるんですか?可愛いですね!!

○○)殴るぞ

あやめ)女の子を殴るなんて最低ですよ?

○○)あぁ、もう‼️とりあえずさっさと帰るぞ‼️

あやめ)あぁ、もう………ふふっ笑

シェアハウス

○○)帰ったぞ

真佑)あ、黒霧さんおかえりなさい‼️

あやめ)ただいままゆたん‼️

真佑)………おかえりあやめん‼️

あやめ)お腹空いた、先手洗うね‼️

あやめそう言って洗面台に向かった

真佑)黒霧さん、あやめんを助けてくれてありがとうございます

○○)要らん感謝だな

俺はそう言って自室に戻った

あやめside

あやめ)………黒霧さんが管理人さんで良かった。

あやめ)く、黒霧さんは好きな人とか……居るかな

あやめ)わ、私が立候補しても……いいよね‼️うん、いいよね‼️

あやめ)よし、あや頑張る‼️



続く

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