コミュ障の僕とパリピな君 RE:#8
あらすじ、主人公は鈴花ちゃんと遊園地です。
遊園地にて
鈴花)久しぶりに来た遊園地!!ほら、○○君も早く行こうよ!!
○○)わ、分かりましたから!!
鈴花)ねぇねぇ○○君、これからは敬語なしで!!
○○)えっ、敬語なし………ですか?
鈴花)私たち、”もう友達でしょ?”
○○)友達…………
数年前
昔の俺は不良で、みんなから嫌われていた。
○○)ったくダリィわマジで、なぁ悠真とりま誰かの金巻き上げてゲーセン行かね?
悠真)すまん!!母さんにいい加減ヤンチャは辞めろって言われて……
○○)お前も付き合い悪ぃな〜まぁいいよ。お前には助けてもらったってばっかだから自由にしとけよ
悠真)い、いいのか!?
○○)その変わり、世間体を気にして俺と離れるのはナシな?
悠真)分かってるって!!
昔の俺はヤンチャばかりしてはいたが友達の為ならそういうこともやっていた
○○)しばらく1人かぁ〜
愛奈)なに言ってるんですか?
○○)げっ、高瀬愛奈‼️なんだよぼっちの俺をからかいに来たのか?
愛奈)ぼっち?なに言ってるん、私と君は既に……
愛奈)”友達になっているんだからぼっちじゃないでしょ?”
○○)は?
そう言った高瀬愛奈は光の反射で神々しく美しかった。
現在
鈴花)あ、あれ?お、おーい○○君?
○○)あ、ごめんね?ちょっとその、昔を思いだして……
鈴花)そっか、それより最初何処に行く?
○○)鈴花さんの行きたい所でいいです………いや、行きたい所でいいよ
鈴花)さん付けもいいんだけど、まぁいっか……いこ!!
鈴花)(やばいやばい、昨日あんな変な事言っちゃったから、なるべく元気よくいこうって決めたけど、やっぱり無理だって〜)
昨日の電話
富田鈴花side
鈴花)『って私言っちゃって行くことになったんだけどどうしよう愛萌〜』
愛萌)『へぇ〜すずにしてはいいスキンシップじゃん!!頑張って!』
鈴花)『いや、無理だって〜』
愛萌)『でも、言っちゃったものは行かないと○○君は悲しむと私は思うよ?』
鈴花)『それはそうだけど………ってか、なんであの時居なかったの!?』
愛萌)『だって、すずは○○君のこと好きっぽかったし、お邪魔しちゃ悪いかなって思っちゃって(ノ≧ڡ≦)☆』
鈴花)『好きって、そんなんじゃないよ!!』
愛萌)『じゃあ○○君のこと嫌いなの?』
鈴花)『き、嫌いでもない………○○君はそのお友達的な?』
愛萌)『えぇ〜じゃあ私が○○君に告ってもいいの?』
鈴花)『そ、それはその………ダメだけど。』
愛萌)『やっぱりそうじゃん、好きってことだよそれは』
鈴花)『で、でもそもそも恋ってどうやったら恋してるって実感するもんなのよ』
愛萌)『多分あれじゃない?ラブコメ漫画の定義ではその相手と居ると心がモヤモヤしたり、いつもの自分じゃなくなるとか、違う女性と歩いていたら心がズキズキして嫉妬しちゃうらしいよ?』
鈴花)『なにその恋愛あるあるみたいなへんな定義は笑笑』
愛萌)『この際だから、遊園地で告っちゃいなよ!』
鈴花)『告るって………私にはまだ無理だってば〜!!』
○○side
○○)なぁ、兄さん……俺はどうしたらいいと思う?
肇)へぇ〜お前にしては珍しいな、そうだな……行ってみたら遊園地に
○○)で、でもさ!こういうのってカップルが行くもんじゃん?
肇)いや、多分友達同士で行くこともあると思うぞ?
○○)で、でもそれは女同士とか仲良しグループじゃないの?
肇)でもほら、もしかしたら富田側で何人か連れて来るかもしれねぇだろ?
○○)それもそっか………
電話
悠真)『へぇ〜それで結局行くことにしたと……』
○○)『まぁな、それで悠真的にどう思うこの状況?』
○○)『それは多分、富田さんはお前こと好きだと思うぜ?』
○○)『いやいや!!なわけ……だって兄さんは友達連れかもって言ってたぜ?』
悠真)『考えてみろよ、お前が膝枕してて富田さんは幸せの絶好調、それでお前が帰宅を提案して富田さんは一緒に居たいって言ってた、さらに遊園地にまで行きたいと、もうそれは恋だって!!』
○○)『あ、暑苦しいな………まぁでもよ、そんなわけないと思うけどなぁ〜』
悠真)『お前な〜、愛奈ちゃんの時と一緒にすんなよな?愛奈ちゃんは帰国子女で更に成績優秀で、デート先が美術館って、ああいうシュチュエーションは滅多にねぇんだよ』
○○)『愛奈とは比べてねぇよ全然、久しぶりにこんな感じのがあったから不思議に思っただけだっつーの』
また戻り遊園地デート?が始まった
コーヒーカップ
鈴花)どんどん、回せ〜!!
○○)ちょ待って、目が回る〜
鈴花)まだまだ〜!!
メリーゴーランド
鈴花)やっほー見てる○○君〜!!
○○)見てるよ〜!
ゴーカート
鈴花)ちょ、ちょっと○○君速いよ〜!!速度落としてよ〜
○○)嫌だ〜落とさないぞ〜!!
お化け屋敷
鈴花)ぎゃああああ!!
ガシッ
鈴花)こ、怖いよ〜💦
○○)こういうの苦手なんだ笑笑
鈴花)な、なんで笑ってるのさ〜
○○)いや、意外だなぁって思っただけだよ〜
お昼
鈴花)なんか○○君、普通に喋れるようになった?
○○)そ、そう?(多分、君と一緒だから………なわけないか)
○○)そ、それよりなに食べる?
鈴花)ん〜そうだなぁ〜たこ焼きも、焼きそばも……あ!フランクフルトとかある!!悩むなぁ〜
○○)ふふっ、鈴花さんってもしかして大食い?
鈴花)お、大食いじゃない!その、○○君と一緒に食べよっかなって/////
流星)(か、可愛いすぎるだろ………)じゃ、じゃあ全部買って一緒食べる?
鈴花)う、うん………
昼飯後
○○)えっと、次は何処に行く?
鈴花)あれ、乗りたい…………
そう言った彼女が指したのは観覧車だった。
観覧車
○○)……………………
鈴花)………………
○○)(えっと、こんなシュチュエーションの時ってどうするんだっけ……ってか、愛奈の時、俺は愛奈を愛してはいたが愛奈自体俺を好きって言ったっけ?)
鈴花)(マジでどうしたの今日の私!!私らしくない行動ばっかりして!!けど、確かに愛萌の言う通り○○君といるといつもの私らしくならない、好きだから?)
○○)あ、あの鈴花さん!!
鈴花)な、なに?
○○)鈴花さんはその、好きな人はいるの?(なに聞いてんだ俺は!!)
鈴花)す、好きな人ってよりはその……気になる人は、いるかも?(なに言ってんのよ私は!!)
○○)その、その人はどんな人?(だから違う話題出せよ俺!!)
鈴花)な、なんだろうなぁ〜、優しくて勇敢でカッコよくて、いい人だと思う……(な、なんで全部○○君に例えてんのよ!!)
流星)そ、そうなんだ!!ってもうそろそろ下に着くみたいだよ?
そう言った○○は立とうとしたが、富田鈴花は彼の袖を掴んだ。
鈴花)ま、まだ帰りたくない。○○君とまだ居たい((ボソッ…
○○)す、鈴花さん?(や、やっぱり悠真の言う通り……)
鈴花)な、なんてね!!い、いや〜楽しかったなぁ〜!!
○○)あの!良かったらでいいんだけど………
鈴花)ん?
○○)もう少ししたら文化祭やるから…………
”俺と一緒に文化祭過ごしてくれませんか?”
鈴花)えっ……………
to be continued………
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