詩作2024夏
2024年3月下旬近づき、
どんな夏になるか不明ですが、涼しい気持ちになって頂ければ。
「日曜日の夕陽から」
器を舐めるような
今はそんな気分さ
明日に飢えて
生きるのさ
それぞれの器に
乗せられた想い
溶けていく長い
僕らの夕陽で
大きくなる
日曜日の夕陽から
2024 2 19
「水曜日」
歴史にも残れない水曜日
人々の顔には張りがない
明日を夢みても木曜日
昨日を夢みても火曜日
僕は飲まれた小さな星屑
刹那を求めて戦うのさ
明日は何もない でも振り向くな心を傷付けて明日を乗り越えろ
千年前の水曜日 卑弥呼のために生け贄は死んだ明日を夢みた農民は種を巻き続ける
僕は悲しみの雨を知らない でもその香りは知っている
悲しみの雨の中で地球滅びゆく
夢は実らぬとも人々に笑顔は生まれる
だから空を舞え 海に潜れ
悲しみが叫ぶ
今 飛び出せ世界に体 バラバラで
2002
「割り勘」
死にたい何も出来ず
この街で
空はいつも語っている
神様 仏様は
きっと見ている
逃げられない
割り勘の付き合い
明日は逃げたい
2010年
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