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これは、高校生の時の話です。

僕は、家から学校までは遠かったので、はじめは電車とバスで通勤してました。
しかし、電車はスラスラと走っていましたが、バスが満員で、おまけに渋滞もしていたので、朝に学校行くだけで疲れる時もあったのでルートを変えました。
そして、自分が住んでいる最寄駅の近くから学校の近くのバス停まで走るバスを知り、次の日からそのルートで行きました。
当たり前ですが、バスは現金か定期券が必要でした。僕は障害も持っているので、福祉乗車券という無料パスの定期券を使いました。
僕はそれを使って、バスに乗り、約1時間後に学校に着きました。
少し時間は長かったですが、一本で学校に着くので楽でした。

僕はそのまま卒業するまで、そのルートで行きました。

だが、一回だけ怖い体験をしました。

僕はその日、いつものように、駅の近くのバス停まで歩きました。
そして、バス停に着きバスを待っていました。
そのバス停は大きい道路なので、時間通りには来ませんでした。
いつものことですが、時間通りになると僕は「遅いな」と思いながら自分のポケットにある定期券を取り出して、準備をしようとしました。
しかし、いつもポケットに入っている定期券がその時は入っていなかったんです。
僕は基本、物忘れとか滅多にない人で、いつも前の日に用意してました。珍しくその日はなく、僕は最初は焦ることなく、冷静に「家に忘れてきたのかな?」と思い、家に戻って定期券を探しました。

しかし、不思議のように家の中を何度探しても、どこにもなく、僕は少し焦りました。
そして僕は、今度はバス停まで歩いた道を探しました。そこに落ちているかもしれない。と思ったからです。

でも、そのルートを探しても定期券はどこにもありませんでした。
僕は焦りながら「不思議」や「ショック」そして「学校に遅れる」など、様々な気持ちがあり、そのまま諦めてバスに乗ろうとしました。

バスが来たその時、僕は無意識に手を見ました。すると手に定期券があったんです。
なぜ?と思うかもしれないですが、詳しく教えると、僕は僕の目線から左のポケットには定期券が入っており、右のポケットにはスマホがいつもいれていました。
そう思うと右のポケットに入ってたんじゃない?と思うかもしれないが、実は左のポケットに定期券が入ってなかった時に同時に、右のポケットにも確認しました。だが、ありませんでした。

どういうことかというと、見つかった時には右手に定期券を持っていたことなんです。
要するに、バスが来る準備する前にちゃんと準備をしていて、無意識に左手から右手に持ってて、そのまま、ずっと右手に定期券を持っている感覚すらなく、家に戻って家の中や通った道で定期券をずっと探していたわけです。

本当に定期券を持っている感覚は全くありませんでした。
定期券を持ちながら定期券を探してたなんて僕は本当にバカだな。そして自分が本当に怖いと心の奥底から思いました。笑

本当にあった怖い話②

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