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つらなりのほつれ 279 プールサイド

背なかあわせに「不適応な」ぬくもりを抱きあう。井戸の底からひびいてくる〈怒り〉にねじられた文体では、しびれと痛みの区別がない。つらい想いで世界をこじあけて、人称がこわされた。樹々のあいだで動かない、猛暑が、続きますね。の輪郭を、わたし「たち」の指示性に置いてみる。プールサイドの水しぶきへ、バタ足でちかづく。


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