見出し画像

つらなりのほつれ 282 泣きながら笑う②トマトの自由

トマトが背伸びした 生活の仕組みなんか、なんも見えてねえ。え、どうした? ネンショーあがりの、ふぇるでぃなん!

熟すまえに割れている
片想いの
トマトはトマトであるというだけで自由である
雨囲いで
行動がこわれても、にいにい蝉は
「確乎たる」わたしたちを
泣きながら笑う

そもそも理念は萎れるころだった。抹消でよじれて 枝葉をはしらせる、その知覚はどうなった? 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?