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つらなりのほつれ 283 空師①

空師が、空のフタを開ける。異空間の弦を響かせる。同じことを〈自我〉に対してやり直す。

空咳が止まらない。夏風邪をひいたようだ。このひとの眼はどこにあるのでしょう?

なるほど。夏休みが降ってくる夜は、森の学校に灯がともる。オス山羊しんちゃんの、前髪に月がかくれている。

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