大丈夫よぉという感覚

臨床心理学の先生が言っていた。
児童養護施設の子には、大丈夫よぉという感覚を
与えることが必要なんだと。
親がいない、そういう子には大丈夫よぉと
言ってくれる人がいない。
安心を与えてくれる人がいない。
親の役割は子を安心させること、何があっても
守ってやるという意識を与えてあげることだろう。
果たしてこの役割を果たすことができている親は
どれだけいるのだろうか。

親の都合で振り回されて、施設に入れられ
安心できる場所もなければ愛を独り占めできることもない。
頼れるのは自分だけという感覚になるのだろう。
不安の中で生きていく子供たちに私ができることは
甘えさせてあげることしかないのだろうか。
思いっきり甘える経験も必要だ。
親になることはできない。
親になれる人はいるのだから
産んだのなら
親になってほしい。
子は親を選べない。
それを痛感する毎週土曜日の児童養護施設。

甘えさせてあげたい。
他人でしかない大学生だがそれならできる。
あなたを受け入れる人はいるんだよぉ
大丈夫よぉっていう感覚を与えたい。
抱っこした遊んだり絵本読んだりするだけだけど
あの子たちの無意識の中の不安を
どうか和らげることができますように。

私はあの子たちが大好き。

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