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1分の自由について考える

12:59にキーボードを叩き始める同僚
12:59に電話を掛けてくる取引先

お昼明けは13:00。
あと1分、待てませんか?と思います。

終業時間の1分前に雑談を始める上司
終業時間の1分前に電話を掛けてくる得意先

なぜ今のタイミング。
それ、明日じゃダメですか?と思います。

たぶん、自分の時計が13時になったからとか
今気になったことを確認したくて、とか

そんな感じの理由なんだろうな、と思います。
自分勝手か!

わたしは、人のお昼休みの邪魔をしたくないので、13:03くらいになってから電話を掛ける、もしくはメールで連絡するようにしています。

どうしても今日伝えなければならない用事以外、終業時間が近づいている場合は明日にするか「明日の確認でよいのでこれをお願いします」というチャットを送るようにしています。

何故わたしはそんなことしているんだろう
と考えてみたところ

自分が、休憩時間や終業後の時間を
邪魔されたくないからだ

ということに思い至りました。

わたしは自由を阻害してくる人がきらい。
自分の都合で入り込んでくる人がきらい。
わたしの領域に許可なく踏み込む人がきらい。

だから昭和のドラマで勝手に人が家に上がり込んできたりするシーンとかを見ると、えええ無理ってなるし、最近のお仕事ドラマとかでもやたら人のプライベートに首を突っ込んでくる同僚を見ると、こんな人がいたら嫌だなと思います。

その時代の感覚っていうものがあるだろうし、ドラマは設定上そういうお節介な人がいないと話が進まない、みたいな事情もあるんでしょうけれども。

とにかく、わたしは自由が大事。
だから人の自由も侵したくない。

自分がされたくないことは
人にはしないという論理です。

ただ難しいのは、
わたしがされたくないことを
人は喜ぶかもしれない可能性、ですよね。

わたしがされたいことを
人は嫌がるかもしれない可能性、とも言う。

わたしは絶対にされたくないし
恐怖でしかないと思われる
「壁ドン」も

わたしは恐らく腹立ちか苛立ちしか
感じないだろうと思われる
「お前呼び」も

バカにしてんのかオラと
メンチを切ってしまう可能性すらある
「頭ナデナデ」も

されて喜ぶ人もいるだろうし
喜ぶ人を否定はしません。

ただ、そんなにも自分と感覚が異なる人に対して、ご期待に沿う対応が出来るかと言ったら疑問です。
わたしが「よかれと思って」粛々と執り行ったことが逆効果になる未来しか見えません。
逆もまた然り。

やっぱり、あまりにも合わない人とは出来る限り距離を取るしかありませんね。

1年ぶりの再会とかだったら、終業時間の1分前に上司が始めた雑談も、眉間に皺を寄せずに楽しく聞ける…かもしれません。

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