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日傘の半分は優しさで出来ている

5月の連休明けくらいから、わたしは日傘を常備しています。
日焼けしたくない(シミを醸成したくない)という気持ちもありますが、日傘の効用は日焼け防止だけではないのです。

日差し避け

わたしの目は、日本人にしては薄めの茶色です。
肌も白めだし髪も元々こげ茶色なので、全体的に色素が足りない状態で生まれたのでしょう。
瞳が漆黒のほうが日差しへの耐性が高いようで、わたしは周りに比べて少々眩しがり、のような気がします。

というわけで、夏場に外に出ると、わたしは目を開けて歩けません。
常に半目。半眼。
なにも半分は外界を、半分は自分の内側を見つめているわけではないのですが。
目の負担を軽減させる為にも、日傘は必須なのです。

暑さ軽減

最近の日傘はUVカット99%・遮光・遮熱をうたっているものがほとんどです。
3万円とかする伝統工芸品より、5,000円くらいで買えるもののほうが機能は高い。
わたしは見た目<機能で日傘を選んでいます。

ここで重要なのは「遮熱」です。

髪の毛が暗色だと、自然と頭に熱を集めてしまいます。あの日の理科の実験のように。

日傘の下にいると熱を遮ってくれるので、実際の気温より体感で2~3℃は低くなっている気がします。
その割に風は入るので、とても過ごしやすい。

帽子は蒸れたりおでこが痒くなったりするので、わたしは日傘の方が好きです。
(片手が塞がるというデメリットはありますが)
特に真夏の殺人的な日差しと暑さは、日傘無しでは乗り越えられません。

セミブロック

今はまだよいのです。問題は夏。
わたしの天敵、セミが這い出てきます。
彼らは縦横無尽に飛び回り、なぜかこちらに向かって突進して来たりします。

日傘があれば、ジジッ!と飛んできたとき咄嗟にブロック出来ます。

…まあ実際そんな瞬発力は無いような気もしますが、もしもの際はこれで防げるという心の安定の為にも、日傘は欠かせないアイテムです。


日傘ってこんなにも便利なのに、男性で差している方はまだまだ少数派ですよね。
スーツに帽子は合わないだろうし、特にこのところの夏の猛暑には冗談抜きで日傘が命を守ると思うのですが。

先日、散歩中に隣を歩く夫に日傘を差しかけてみたら「本当だ!涼しい!」と感動していました。
でもやっぱり、中年男性として日傘を持つのはハードルが高いとも。

性別とか年齢関係なく、持てるようになればいいのに。
日傘の半分は、いや9割は、優しさで出来ているのだから。
(あと1割なんやろ)

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