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【とにかく仕組み化】中学3年生がビジネス視点から解説してみた【ビジネス書】

「仕組み化なんてね、そんなのもうとっくにやってるよ~」

あなたのやっている仕組み化は”本物の仕組み化”ですか?

この本では、読む前と読む後では仕組み化に対する意見が大きく変わると思います。特に、組織を運営したり、人をまとめるリーダや部下をまとめる上司や管理職の方に読んでほしい本になります。

それでは、解説していきますね!

まずこの本ですが、表紙の通り「人の上に立ち続けるための思考法」とあります。これがまさしく、組織を永年的に成り立たせるマニュアルといったのが本書にふさわしい本当の名前になります。

え?どういうことだって?本では開いて冒頭、約3500以上の会社が導入した「本当にすごいマネジメント方法」という「識学」が紹介されます。この識学というのが著者である安藤さんが代表を務める会社でもあり、そのサービスでもあります。

話をもどして、組織マネジメントのために「識学」というのを導入するといいぞ。その識学ってものをこの本で教えてやるぞ。ってのがこの本の趣旨になるわけです。


5つのポイントをまずは抑えろ

この本ではまず「5つのポイント」と言われていることを飲み込めばだいたいは変わります。

いや、本当です。だまされたとおもって一度音読でもしてみてください

  • 責任と権限を手に入れる

  • 危機感を利用する

  • 比較と平等に気を付ける

  • 企業理念を再認識する

  • 進行感を感じる

いかがですか?まずあなたの組織でこれが活用されていますかね?

実際、僕もいくつかチームを運営していますが、正直な話いっさいできていません。そういう方はおおいんじゃないでしょうか。

となれば、僕と一緒にこの本を深堀していく価値はありそうですね。

結論から言う仕組み化が”できてる組織”

では、この本でいう「仕組み化ができてる組織」ってなんなんでしょう?

  • 期限を守る

  • 権限が可視化されている

  • 規範・ルールがある

  • 企業理念がある

  • 結果と評価でプレッシャーを与える

  • ノリで昇格させてはいけない

  • リーダーと社員は切り離されている

さきほどいった「識学」では、これがフル活用しているそうです。

組織の全部をマニュアル化してしまいましょう

これについて、この本では熱く語られています。「見えないルールはなくしましょう」と、本を読んでいると何度も目にします。

少し話を変えますがマニュアルって、正直みんななめてないですか?

いやいや、これは書籍の中で著者が訴えかけてることなんですけど、実際やっぱりマニュアルはちら~と目を通すだけだったり、使ったっきり放置して忘れ去られてるとかよくありますよね~

なんていっていることを、著者は猛アタックで制御してきます。

「属人化を壊しましょう」

え?属人化ってなんぞや?属人化っていうのは「その人にしかできないこと」ってことになります。

具体例を挙げてみると、例えばこのコーヒー牛乳を作るのは上司の佐藤さんしかできない、うちの会社のトイレ掃除は部下の斎藤君にしかできないみたいな感じです。これは究極論ですが、基本的にこのことを本書では「属人化」といい、組織をほっておくと「属人化してしまうよ」と著者は警告しているわけです。

で、この属人化させてる勝手ルールってものを、やめましょうっていうのが第一ステップです。この属人化が続いてしまうと、一部の優秀な社員にみんな頼ってしまいます。

そうならないように、この本ではこんなことをしろ。と書いてあります。

  • 誰が見てもできるようなマニュアルを作る

  • 文章として明確化して残そう

  • 組織を変えるために声をあげてみよう

あ~あの上司がいるからマニュアル作ってくれなそうだな~とかではなく、もうとにかく声をあげてみて、それからあなたが最後に組織の仕組み化をした凄い人だって、称賛されに行きましょう。(そこまではいってない)ですが、あなたが組織を変えましょうとは書いてあります。


社長は社員と仲良くなるな

え?急になんですか?いやいや、仲良くないとかそっちの方が悪いでしょ。

気持ちは分かります。僕も社員とめちゃ仲良しにしてました。

しかし、この本での社員という存在は「いち組織の機能」にしかすぎません。考えてみてほしいですが、社員はなぜいるのか?なにもしない社員は機能を果たしていないので要りません。では、いる社員は機能を果たしていますね。つまり、その機能だけしてればいいのです。

ですが、それにしてもこの本ではかなりひどく「リーダーは孤独」という言葉が出てきます。

すなわち、社員が歯車ならリーダーはその歯車をうまく回すように作る(仕組み化)をするだけの人でいいのかもしれませんね。

ルールがなくてゆるいのはブラック企業

は?何言ってんだ?と。少し待ってもらえませんか。

いわゆるブラック企業って、忙しくて、超怖い上司がいて、っていうのを想像しますよね。

この本では逆に「ホワイト企業」とよばれる組織に問題があると言っているのです。

どこが問題かって?まずそれをあげてみましょうか。

  • ルールがないと人は動けない

本当にそう?と思うかもしれないので、具体例を挙げてみましょう。はじめてコンビニの店員をあなたはバイトとして働くことになりました。

さて、ここのオーナーさんは、、、「はじめまして!うちはホワイトだからね、このコンビニ内にいたらなにしててもいいの。ね、他のコンビニとかよりホワイトでしょ、ほら私服でいいから」

え?少し困りません?だって、コンビニバイトって、制服があって、決まった商品を棚に出したり、レジの対応とかもいう事決まってるし。でも、そういうのが一切ない。規則がない。

さて、ここで困らないようにしてくれている、規則を教えてくれるのって、、、ズバリ「マニュアル」という最初のお話しに戻ってきましたね。つまり、社員側は規則・ルールによって自分の権限や業務が可視化されている方が、かえって安心なんです。

企業理念のない会社って目的もなくただ走ってるようなもの

前提、企業理念とは「この会社はこうなるのを夢見て活動してます!」といった、いわばなぜその会社が存在しているのか、その存在価値みたいなものです。

人でいってみれば、将来の夢に近いんじゃないでしょうか。そんなものが、まさかない?そんな会社ありませんよね。だって、なんの目的や目標もなくビジネスしてるなんて。。。

ないって方、あと自分の人生の理念もあるといいですよ。これから作るよって人に向けて、たとえば

トヨタ自動車の理念は人・社会・地球環境との調和を図り、モノづくりを通して持続可能な社会の実現を目指します。

つまり、人とか社会とか自然も仲良く、車の会社っぽくモノづくりをしながらSDGsにもある環境問題とかで困らないような持続可能な社会をつくるために頑張ってます。

みたいな意気込みのようなものでいいと思いますよ。ない人は、人生理念として「一生遊んで暮らせるお金を稼いで、親孝行とかペット飼ったり、自分に優しく生きていきくことを目指します!」なんて、誰に言うわけでもなく自分の中で毎日思ってみるだけでも変わると思いますよ。

経営者へ

この本の最後で、「実は経営者に向けて書きたかった」とつづられています。

いや、最初からそうならもっと冒頭でだせよ!とも思いますが、この内容って経営者ではない人も参考になりませんでしたか?

もう少しですが今度は経営者に向けて、やってほしいことがあります。それはズバリ、

  • 企業理念を言えるようになれ

  • ここに残りたいと思える会社にする

ことです。

さっきまでの事、そして実際に手に取ってもう一度読み返してみませんか?



まとめ

いかがでしたか?この本を読んだ後では、かなり仕組み化というものに対しての味方が変わりました。

最初は、「なんだ~あるあるな話だな」と思っていましたが、「あ、仕組み化ってこんなことか!てか全然できてないじゃん!」

最後に僕がこの本を読んで実践したことを共有してみますね。

  • マニュアルは人の目につく&すべてを記載する

  • 社員(仕事を任せてる人)が困らないようなルールと規則を作る

  • 期限は日にちと時間単位でSlackのメッセージに残す

  • 社員に向けてワークルール(就業規則的なもの)を作り共有している

  • 企業理念と人生の理念を作った

  • 業務規範(あなたはこれしてください)というのを事業ごとに社員の管理をしてる

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