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にんにく。

にんにく。
おいしいけれど、頻繁には食べられない
おいしいけれど、明日を考慮して遠慮しようかな
そう思われる食材であるように思います。
日本という人口密度の高い国のお国柄でしょうか、
なんて思ったのですが、
どうなのでしょうか。
彼女は、にんにくをベストフード認定しております。
特に、ガーリックトースト。
ことあるごとに、
ガーリックトーストを思い出しては、
ああ、食べたい
そう申しております。
日本のガーリックトーストはまだまだあっさりしている
オーストラリアのべったりとした濃い味が恋しい
そんなことも。
彼女の友人が日本に来たときも、
なんの料理だったかな、覚えていませんが、
買ってきたガーリックスライスを一本かけていました。
Wow
思わずそう発してしまう光景でしたが、
彼女も彼女の友人も、
Ah must be yummy
そんな恍惚の表情で眺めていました。
僕のにんにくに対する姿勢は間違っているのか
そうそのときは感じましたが、
友人数人に尋ねたところ、
僕の姿勢に近いものを持っておりましたので、
安堵に近いものを感じました。
先日訪れた居酒屋に、
にんにくの丸揚げ
なるものがありましたので、
チャレンジ精神で注文してみました。
それが運ばれてきたとき、
バースデーケーキを前にした子どものように、
驚きと感動を持って眺めていました。
一粒を丁寧にすくい取り、
一口で、ぱくっと。
So good
僕は、食べるべきだなんて言われたので、
おそるおそる一かじり。
オイル漬けにされたお芋さんを食したような口内。
べっとりとまとわりついて離れない頑固さ。
僕は急いでビールを流し込みましたが、
そんなものじゃ中和されるわけもなく、
悶絶するような僕を見かねた彼女は、
スライストマトを一つ
店員さんにご注文。
僕はすかさずthumbs up。
冷えたのスライストマトのオアシス。
見事ににんにくへのチャレンジは失敗に終わりました。
向こう一年はにんにくを食べなくても生きていけるな
そう思った週末でございました。

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