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オーストラリア人の彼女と 猫と、僕と°

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猫好き

近所のアパートには猫を飼っているお家がございまして、ベランダに設けられた50センチ四方ほどの小さなスペースでよくくつろいでおります。 あるときはくるくるお目々で通行人を追いかけたり、またあるときは柵にもたれかかって眠っていたり、外ではあるものの完全にお家の一部なのでしょう。 その猫を見かけるのが密かな楽しみとなっておりまして、見かけられたときは少しばかり幸せな気分になるわけでございます。 kittyを知る前までは、猫に対しては、可愛いな、くらいの感情で、世の中にある可愛

kittyの発作

kittyがこの10日の間に二度も発作を起こしました。 一度目は深夜、ガタガタと激しい振動音で目を覚ました彼女と僕、what’s this?と眠たい頭でしばらく停止した後、under the bed、ようやく頭を働かせ、がばっと覗いてみると、身体を床に激しく打ちつけながら空をかくkittyが。 彼女がkittyを引きずり出すと、荒い鼻息をするものの、身体はじっと落ち着きを取り戻し、一安心。 小さな頃から猫と暮らしてきた彼女でございますが、I've never seen

ブレンダー

彼女の朝の相棒のブレンダーが、ボタンを押してもカチカチ鳴るだけで、切れ味鋭いフル回転を披露してくれなくなりました。 突然の出来事に、豆乳に浸かったバナナとブルーベリーをスプーンですくい上げて、無心で口にぽんぽんぽん。 ミックスされることで美味しくなる組み合わせですので、単体でそれぞれを食しても、豆乳香るバナナ、豆乳香るブルーベリー、というだけで、んー、という味わい。 ということで、新しくブレンダーを迎え入れることを決断した彼女は、早速、家電量販店へ足を運び、BRUNOほ

エンターテイナーkittyさん

くわっとあくびをするkittyを見るのは日常茶飯事。 それから口を閉じた途端の毛繕いも同様。 なのですが、よく咳をするところは一度も見たことはございません。 猫が咳をすることはあまりないようですが、掃除をするたびに散髪をした後のような量の毛が集められるほどに抜けやすいkittyの毛でございますので、毛繕いをしているときに、頻繁ではなくとも喉に引っかからないのかな、そう思うわけでございます。 長ければ数分休むことなく毛繕いをし続けることもありますので、ざらざらした舌と比較的

ホワイト

青空の似合うこんがり焼けたkittyさん、なんて言うと、本当に日焼けしたかのように少しばかり毛色が濃くなったように感じる目の錯覚。 僕の肌は、夏になると、みたらし団子の餡を一層一層薄く塗り重ねていくように、徐々に徐々に色が濃くなっていくもので、今はkittyに近い色。 彼女は白く、my moonなんて最も白いお腹辺りを指しながら笑っておりますが、月かどうかはさておき真っ白。 白といえばwhiteホワイトですが、彼女には少しばかりおかしく感じるようで、whereやwhen

猫の真似

身体を貝のように丸めて、頭だけ仰向けにするという特異な姿勢で眠ることのできるkittyを真似て、僕も同じ姿勢をしてみましたが、首の筋が伸びて攣ってしまう気がしたので、すぐにやめました。 kittyの姿勢やら行動やらをすぐに真似てみたくなる僕でございますが、ただぼうっと一点を見つめる、ということと、猫背、この二つだけは完璧にこなせております。 猫背に関しては、今すぐ改めよ、そんなささやきが僕の内側からも聞こえてきますが、油断するとまるっとなるから難しい。 深い眠りにいるki

お家大好き

kittyは現在5.2kgと少しばかりぽっちゃりさんなのですが、昨年は6kg近くあったので、徐々に減ってきてはおります。 特別なにかをしているわけではないですが、ひたすら体重が増えていき、不健康になってしまうという最悪の事態は避けるべきなので安心しているところでございます。 お医者さんからも健康というお墨付きはいただいておりますので、このまま標準から少しぽっちゃりの範囲でいてくれれば何よりですね。 kittyの活動は、食べる、寝る、毛繕いする、歩き回る、そのくらいのもの

お酒のあてに妄想を

kittyがお酒を飲むのであれば、mumである彼女と同じビールでしょうか。 そんなことを考えてしまう理由はもちろんkittyの寝姿でございまして、普段は床にびよーんと寝ているのですが、たまに見せる、壁にもたれて眠りの世界に落ちる姿は、深夜の駅のホームで見かける光景そのもの。 抗えない睡魔にやられ、あられもない姿でノックアウト、そのような。 どこでも寝られるのは羨ましいですが、外敵への備えも常にしておかないといけないということで、ほんの少しの物音でも目を覚ましてしまうのは

獲物役

スティックを獲物を見立ててそれを追いかける遊び、長らくkittyが楽しんできているものでございますが、同時に、長らく彼女も獲物を操る役として親しんでいるものでございます。 一見、ただスティックをちょろちょろねずみのように動かせば良いのかと思うような、とてもシンプルなものなのですが、いざ彼女の代わりに操ってみても、kittyはそこまで関心を示さず、すこし追いかけてはただ眺めているだけ、ということごしばしば。 緩急をつける、距離を取りすぎない、ねずみを意識する、等々のアドバイ

遊び

kittyの心の声を代弁するという彼女の遊びに魅了されているこの頃でございます。 僕が床でごろんと眠そうなkittyを撫でに行き、僕が止めたいタイミングで止めて、それに対してkittyがくるっと顔を僕の方へ向けると、I didn’t give you a permission. 許可してないぞ、なんて彼女のナレーションのような声が入ってきまして、そのあと撫でるのを再開すると、ah so good. This is what I wanted. 彼女の声も再び。 そんな遊び

本日よりまた

まん丸な目でじっと見つめて、そのまま動かないときのkittyは、抱っこをおねだりしているときでございまして、抱き上げた途端に、ごろごろと鳴き始めます。 さらに、頭や首などのkittyが自分で毛繕いできないような場所をかりかりすると、気持ち良さからか身体全体がとろけて、足はばーんと開いて、口も少し。 なんとも無防備な姿を披露してくれます。 kittyの眠たさや気持ち良さに抗えない、抗わない感覚が大好きでございます。 また、そういったものに身を委ねてから、どこかのタイミング

楽な姿勢

とろとろに柔軟な身体のなかでも、僕はkittyの手首の柔軟性が好きで、招き猫のように、手首を上下するような動作をしてもらうことがよくございます。強制的ですが。 どの体勢がkittyにとって一番楽なのかどうかと考えるのですが、人間に当てはめて考えると、手足が伸びた寝転んでいる体勢かな、そう思うのですが、kittyの寝転んでいるときというのは、さまざまございますが、基本的に、足が曲がっていて、右手首だけ曲がっていて、全体的に曲がっている状態。 時たま、ぐーと伸びをするときがご

忙しい朝

ごろごろ鳴くのは全く体力を使わないものなのでしょうか。 kittyはごろごろ鳴く前に、鼻でふーふー荒い息をしてからごろごろに変わることがございまして、僕も真似て荒い鼻息をしてみたのですが、普段より速いテンポで息をするのは妙な疲れが体内に入り込んでくるようでした。 先日、そんなごろごろで忙しい朝がございまして、触れたびに、抱き上げるたびに、大きな音で、ごろごろごろごろ。 起きてから2時間ほどの間に、少なくとも10回はごろごろ。 悪い夢でも見たのかな、なんて彼女は笑いなが

トースト

最近たまに食べるようになりましたトーストなのですが、その上に乗せる卵をどのような目玉焼きにするかという試行錯誤も楽しんでおります。 黄身がとろけ出る片面焼きがベストだろうと考えていたのですが、彼女の作るサンドウィッチを参考に両面焼き試してみたところ、ほんのりととろけ出る黄身の具合がちょうど良く、それ以来、片面焼きの出番は減少中。 片面焼きですと、トーストの上でとろけ出た黄身がトーストからも溢れ出て、お皿の上にこぼれてしまうことがしばしばで、上下左右にトーストを動かしながら