見出し画像

【フィードバック〜追求〜進化】

ボードを今より更に進化させるためには、開発という言葉の元に取り組まれるトライ&エラーはもちろんのこと、契約ライダーからのフィードバックがとても重要です。感性、直感のままにシェイピングするのではなく、フィールドでのテストを繰り返し、起こしたデザインをライディング感覚としてライダーが感じ取ることができるようにすること、そしてそのデザインをベースとし、確証を元に正確にシェイピングできることが本当の意味でのシェイパーだと僕は考えます。
世の中カスタムボードと言っても色々な種類があります。カラーのカスタム、シェイパーという人が作らないカスタム、シェイピングマシンが作るカスタム、そしてCLEAVEのようなカスタムハンドシェイプまで、様々なカスタムがあります。カスタムだからといって、全て”シェイパー”と呼ばれる人が作ってるとは思わないで下さいね。ハッキリ言って別物です。

シェイパーが作るカスタムボードにおいて、コンケーブ1つを考えてもそうですが、ライダーによって乗る波や乗り方が違いますから、それぞれの状況に合わせてコンケーブの長さや深さが違うのは当たり前なのです。状況によっては揚力を発生させるコンケーブの力が少ないほうが乗り易くなるライダーもいます。
そうやって、常にライダーの事をイメージしながら、シェイパーによって考え抜かれた性能と精度を持った世界に1本のボードがカスタムハンドシェイピング BY ”シェイパーの名前” です。

写真はライダー近藤 義忠プロのHPC-STテストモデル第1号です。テストモデルといっても、オーダーいただいている皆様のHPC-STと何ら変りはありません。かなりハードな波の状況で乗る近藤プロので、見た目こそ劣化しているように見えますが、約1年経った今でもロッカーはフラット、フレックスもほぼ変わらずのコンディションを保っています。

そのようなコンディションのボードなのですが、皆様!写真のテール中央にご注目下さい。縦線が入っているのをご確認いただけると思います。

この縦線は、勝手に僕が名付けますが・・・”本物線”!!!

ボード上下方向に発生するしなりの軸を横軸(X軸)、ボード左右方向に発生するしなりの軸を縦軸(Y軸)とするならば、この縦のシワは縦軸を軸とした強烈なしなりによって発生するものです。

本物の波に乗る本物のライダーのボードに付いていることが多く、ノースショアの波を滑る一流ライダーにはかなりの確立で見ることができます。
ということで、”本物線”(笑)

縦軸に発生する強烈な力・・・とは?

ひと昔とは異なり、最近のボディボーディングはリップの技が3D化しています。それこそ自分が現役だったころ、ここまで技の3D化はされておらず、当時のプロ ”マイケル エプルスタン(通称EPPO)”が、ARSやバックフリップなどを見せ始めたくらいに記憶しています。

今はどうでしょう?当たり前のように繰り出されるARSやバックフリップ。

ボードには新しい強い力が掛かるようになってきたのです。

皆様が気にされるボードの ”硬い” ”柔らかい”のフレックスは、ボードのノーズを持って ”クイっ!クイっ!”っとやられているアレですが、3Dのリップ技の着地を考えた場合、テールから着地をしたり、テールの角から着地をしたりと・・・要するに、自宅の床にボードを置いて、その上にプローンのスタンスで乗るとします。そのテール角の部分を屈強なボディービルダーが持ち上げるような力の入力になります。そうすると写真のようなシワが入ってしまうわけですね。ノーズを持ってクイっ!クイっ!では、そのボードが持つ性能の半分も把握できないでしょう。

HPCのシステムだからこそ、このシワで済んでいると思われます。なぜなら、HPC-ST、NSTにはデッキ側にiPS超高密度PPフォームが”ハ”の字状に埋め込まれており、その下端はレール内部のiPSと溶着されています。
このデザインは、前にお話しをさせていただいた3Dの技に対応するための機能で、テール角に掛かった力をしっかりと受け止められるよう設計されており、ターンの際の荷重にたいしても抜群の効果を発揮することができます。もちろんただ硬いだけではメリットよりデメリットのほうが大きくなり、適度なフレックス(絶妙な)は必須です。何事も適応適所なのでしょう。

力の入力をしっかりと受け止めることが出来るか出来ないかで、3D系の技のメイク率、ターンの伸びが大幅に変わってくることはお伝えするまでもありませんね。

CLEAVE HPC-ST/NST

現在も日々新しいHPCや通常のカスタムオーダーに追加出来る機能的なデザインを企画・開発中です。ボードデザインに終わりはなく、常にアイデアを実現化する取り組みがなされています。そして自分にとっても一番楽しい時間であることは間違いありません。(笑)

好きなことを仕事できること以上の幸せはないかも知れませんが、好きだからこそ本気以上の本気で取り組む自分がいます。

今後も大きくご期待下さい。(笑)

そして・・・只今CLEAVEオーダーフェア期間中です。
7月26日までとなっておりますので、お得なこの期間に是非ご検討いただけたらと思います!

CLEAVEオーダーフェア

CLEAVEウェブサイト

CLEAVEオーナー/シェイパー 中津川 賢



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?