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12月の公演について振り返ってみます 笑


「優しいティンカーベルの作り方」

恋する青年「ボク」と「ボク」の感情たちがあーだこーだと問答しながら、自分の気持ちと向き合い、彼女のために行動する物語でした。
タイトルの意味は、彼女がウェンディジレンマに陥っていると考えた「ボク」が、その思いから解放してやりたいと行動を起こす所からきてます。

3班あり、それぞれの演出家の元作り上げた今作。
三者三様の「ボク」があったと思います。その中でも私たちが演ったCチームの「ボク」は「実直」でした。
若いながらも、等身大の青年の人の良さがあり、着飾ることなく素直な想いを相手にぶつけています。

それが良い悪いは別にして 笑

物語の先の話が、少し想像できる好かれる「ボク」だったように思います。

そんなお話でしたが、私が演じたのは「ボク」の中の感情のひとつ「無気力」でした。


これがちょー難しい 笑

いや簡単な役があったかと言われると、そうなんですが
今回のキャラクターはこれまで経験した中でも殊の外難しかったです。

初期の台本でみると、台詞は両手で数えられる程。
それなのに頭から終わりまでずっと舞台上にいます。決して脇役ではなく、すべての感情たちが何かしら「ボク」に影響を与えています。

「無気力」から連想されるイメージ、台詞から想起できるキャラクターの心理
物語としての存在意義

それらを見出すのに、だいぶ苦労をした記憶があります。

観て頂いた方には、唯一記憶に残っているであろう、最後の長台詞(?)
それが稽古初期で作っていたキャラクターとは真逆になっている事からも試行錯誤や迷走が見てとれます 笑


そんな私なりに考えたキャラクターは

共演者が台本の外でいろいろ絡んでくれたり
演出により効果的に観せていただいた事もあり、

お客様から好評の声を頂くことができました。

舞台上であんなにうだうだしていながら、
舞台裏での動きは一番右往左往してたんじゃないかと思います 笑


自分的にもいろいろ試したり、挑戦したりする事ができた座組でした。
また色んなご縁が結ばれた現場でもあると思います。

本当に、今の情勢の中、ここまで楽しい座組に関わることが出来て良かったと、心の底から思います。

改めて、
全ての関係者、お客様の皆さまに御礼申し上げます。

誠にありがとうございました!!


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※写真撮影の為、適切な消毒後。会話を無くした上で、一時的にマスクを外させて頂いています。

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