家計簿を半分やめてみることにした
私と家計簿のお付き合いは小学生の頃までさかのぼります。
婦人友の会に入っていた母の勧めでお小遣い帳を付け始めたのがきっかけです。
残金と収支が一致する心地よさがたまらなく、大人になってからは貯蓄が増えていく満足感も重なって家計簿の虜になっていました。
長男出産直後しばらくつけられなかったときは、当たり前にしていたことが出来なくなったことに半狂乱になったほど。あとで振り返ることなんてほぼしないのに、お金の流れがわからないことが不安になっていた私は、つけれなかったところは断腸の思いでスキップし、年度初めから仕切り直ししたのでした。以降、収支を記録して月末に締めることを繰り返しています。
しかし、ここ数年は、電子マネー含めよりキャッシュレス化になり、だんだん作業が複雑化して、手間と時間がかかるようになっていきました。
テンプレートが気に入っていて、何年も袋分け(していない)家計簿を使っていましたが、今年度は100均の家計簿に変えて、やりくり費を『食・生活・嗜好・私のお小遣い』の4項目に簡略化してみました。それでも、毎月の収支を把握するための時間が精神的な負担になっています。
あんなに好きだった家計簿管理に根を上げるなんて。
FPさんから「家計簿はおすすめしない。家計簿をつけてもお金は増えない」と言われたときは、家計簿が趣味だったのでつけ続けました。
お金の使い方で、『お金は使うためにある。正しい使い方をすれば循環して戻ってくる』とお話される方や『20代は貯金しないで自己投資しろ』とコンビニ本に書いてあったり、『迷う理由が値段なら買え、買う理由が値段ならやめろ』という言葉を知って、これまでのお金の使い方を振り返ってみました。
若い時はセール品でもそこそこ見栄えがしたけど、40代になってからはそうはいかない。と言いながら時間も思考も節約したくてユニクロ服が多い私。
何でも購入できる、生協の宅配カタログから注文する時もあります。
…日常はそれで回せるけど、それじゃあ張りがない。
食材は物価が上がって1.2倍になっていることを知って、主菜予算を500円から600円にアップしました。それでも値段で買う傾向は抜けません。割引品に手を出す時は、すぐに食べることにして環境にも優しいし良いよね、と頭の中の自分に話しかけます。予算オーバーする時は、たまの外食と比較したら節約になるよね、なんて(うちでは手の込んだ愛情料理はパパ担当なので仕込みさえ終わったらバトンタッチできる:感謝😆)。
これまでの暮らしから、家計の適正化は概ねできていると思っています。
あとは購入の決断と満足度を間違わないこと。
余談ですが、先日、ダイエット中にもかかわらず、子どもの習い事中にフルーツサンドを買ったのは、割引してたから。卑し根性で買ったフルーツサンドは大して美味しくもなく、本命のおはぎも好みと違うこしあんなのに欲張って2ヶ入りを買って、結果身体に肉がついただけ。ポジティブに言い換えると、どんなものか知れたので、今後買わないことを容易に決断できるようになった。そう、どんな行動にも価値はある、と自分を慰める。
必要なものを『迷う理由が値段なら買え、買う理由が値段ならやめろ』をしっかり頭の中に入れて購入できたら、それはもう幸せなお金の使い方。それ以上はないかなと思うようになったのです。あと、毎日使うのかとか。コスパで考えると踏ん切りがつきやすい。
光熱費など毎月かかるものは固定費専用のクレカから引き落とし。
やりくり費は変動費用クレカで決済してる。
私の小遣い分は私名義のクレカを使って支出額を管理。
給料が振り込まれる口座からは先取り貯金分を口座振替しておく。
月の家計外になる特別費については、毎月定額を貯めといて、税金とか年払いの保険料・子供の通信学習の支払いに捻出。月の固定+変動費とは別会計にしてノートで管理する。
クレカの引落金額と口座残高の確認さえ怠らなければ万が一の残高不足を防げるかと。
さらに。マネーフォワードミーで無料分4口座を連携してみました。
クレカ3種(固定費用・やりくり費用・特別費(私のお小遣い用))と、積み立てNISA用証券口座。
初めは夫婦2人分の銀行口座を連携させていましたが、月の家計費以外のお金の動き(主に大きな買い物や税金関係、旅費など)が計上されたり、夫と私の給料日が月中と月末で異なるので、収入計上の時期をずらしたいときに手間なので止めました。今は月に数回、通帳記載を見ながら家計に入れるものはアプリに入力し、それ以外の金額については、使っていた家計簿に記録して収支と残高がわかるようにしています。
固定費とやりくり費はカテゴリー別にグラフ化されるので、支出の内訳がすぐわかるようになりました。資産の状況もSBI証券のサイトと比べ見やすくわかりやすくなりました。
先取り貯金は−飛べて別口座に移動。
これでなかなかできないでいた夫への提示も容易になるでしょう。
不安は環境整備で解消する代わりに、時間と心の余裕を手に入れるのだ。
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