【pvpの考え方】攻撃力、防御力、持久力について
今回はpvpを戦う上で、またはビルドを組むという点で私が重要だと思うことを言語化しておきます。
手っ取り早く強いビルドを丸コピしてサクッとイージーウィンしたいところですが、現実はそうもいきません。
こういう地味なところを押さえておくことで、自力でpvpの戦術やビルドを考えることができるようになると思います。
何よりこういうことを考えるのが、私は好きです。
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敵同士のプレイヤーAとプレイヤーBが対等な条件で出会います。するとなにが起こるでしょうか。
お互いの体力は満タンなのだからABともに相手を攻撃します。ダメージレースの始まりです。その体力の減り具合によってプレイヤーABともにどちらの体力が早く無くなるかを判断します。
ここではBの体力が早く無くなりそうだとします。するとAとBの行動はどうなるか。
AはこのままBを倒すために攻撃を続けます。状況によっては処刑スキルを使用するかもしれません。
対してBはこのまま攻撃を続けてしまうと負けてしまう事が自明なため別の行動を取る必要があります。なので回復またはそれに準ずる行動をします。
ここでもまたレースが発生します。Aの攻撃のダメージとBの体力の回復のレースです。
ここでAの攻撃力がBの回復力を上回っていた場合、この勝負は決着します。いずれBの体力はゼロになりAが勝利するはずです。
しかしBの回復力がAの攻撃力を上回っていた場合は勝負が続行されます。やがてBの体力が満タンか即死しない程度までに回復するとBは回復を止め再び攻撃を行うようになります。
こうやって攻守を入れ替えながら攻撃と回復を繰り返すのがpvpのセオリーと言えるでしょう。
しかしただ単に攻撃と防御や回復の性能をぶつけ合っているだけでは、防御や回復の性能が優れている者同士では決着がつかなくなってしまいます。だけど実際にはそうはなりません。なぜなら攻撃や回復はリソースを消費するからです。
リソースが無くなれば当然それに対応する行動が行えなくなり選択肢が狭まります。そしていずれ敗北するでしょう。リソースは生命線と言えます。
(ちなみにマジカやスタミナだけでなく体力もリソースとして見るべきだと思います。体力がゼロになるまで自由に行動できる「時間」というリソースに変換できるからです)
つまりpvpにおいては、瞬間的または持続的な攻撃力、回復を含めた防御力、コスト管理できる持久力、これら三つの要素が重要だと言えるのです。
さらに言えば三つの要素はビルドの段階で全てを同時に追求する事は難しく、取捨選択せねばならないということも重要です。
何かに特化した型のビルドを作っても欠けた要素があればそれによって敗北してしまいます。
しかしあえて特化することにより特定の条件下で有用なビルドを作る事もできます。
例えばガンクと呼ばれるビルドは攻撃力にのみ特化することで短時間で相手を倒してしまう事により、防御や回復力や持久力の無さを無視できるビルドです。欠点は正面切って戦うことや持久戦を苦手とする事になります。
他にはトロールタンクと呼ばれるビルドは、防御性能と持久力に特化させたビルドです。高い防御力と、リソース消費が無いまたは少ない回復スキルや、リソース回復手段によって長時間生き長らえる事を目的としたビルドです。欠点は単純、攻撃力皆無のために敵を倒すことができないことです。
また、pveのダメージロールも攻撃力と持久力に特化したビルドと言えるかもしれません。このビルドは長時間高DPSを出し続ける事ができるでしょう。欠点はダメージレースになった時回復力が少ないことです。俗にグラスキャノンと呼ばれるビルドになります。
pveでは防御や回復を別のプレイヤーが担う事ができ、攻撃(ダメージロール)、防御(タンク)、リソース回復(ヒーラー)を分担することができますが、pvpでは相手も人間のなのでpveと同じように考えるのは難しいでしょう。
このように単純に特化したビルドでは運用が難しいです。
では、どうすれば勝てるビルドができるのか?
結論から言えばそれは分かりません。分かっていればこんな風にごちゃごちゃ考えたりはしないでしょう。
ただ、私の今までの経験で薄っすらとわかってきた傾向として、
・攻撃力と回復力は両立する
クリティカルや武器呪文ダメージを上げると攻撃力と回復力を同時に上げられたり、
・コスト管理はプレイヤースキルで補える
無駄なくスキルを使えば消費するリソース量は必然的に減ったりする、
というような感じはあると思います。
万能のビルドというものはおそらく不可能でしょうが、ビルドによって違う得意不得意を見極めて使いこなせれば、より一層pvpを楽しめる、そんな気がします。
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・まとめ
攻撃力、防御力、持久力をすべて並立させることは難しい。
ただし一点に特化したビルドで特定の条件下で活躍するビルドを作ることは可能。
そうやって勝ち方をあれこれ考えるのもpvpの楽しみ方の一つ。
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この知識がみなさんのpvpライフの一助となれば幸いです。
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