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『特捜部Q -檻の中の女-』 ユッシ・エーズラ・オールスン 著

孤立した刑事が任された部署「特捜部Q」
全然やる気にならない主人公カール・マーク。そして何故かやる気のある相棒のアサドの2人で未解決事件を担当する。

現在と過去を交互に語られ話は進む。
そのことで、今どうなってるんだ? とより物語に入り込んでいく。

過去に起きた未解決事件の捜査と事件が起きた当時の被害者の話が語られていく。
檻の中の女性の当時の過酷な状況。満足な食事も与えられず、衛生状態も最悪。
何が目的なのかも分からず暗闇で孤独と戦う。

過去と現在を行き来することで見えてくる真実に鳥肌が立つ。

序盤は少し物足りなさを感じながら読み進めていたが、すぐにストーリーに引き込まれた。

「檻の中の女」はシリーズ第一弾ということで次の作品も期待したい。
特に「カルテ番号64」は2010年にベストセラーになっているので期待大。

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