『汝、星のごとく』 凪良 ゆう 著
自由とは何か、偏見を持たないとはどうゆうことか。
それに対して周りの人がどう見てくるのか。
多様性と言われながらそうでない現実。
人の内情も知らないのに一端をみて全てを知っているように人を罵倒する。
自分たちが多数派なら強くなり、正解は多数派で少数派は間違えていると非難したり、説教したりする。
地動説のように少数派が正解のときだってあるのに。
それに、正解がどちらかってこともない。
今日も人を勝手に悪にする。
普通とは何か。誰のふつうが普通なのか。
普通はと言って行動を制限したり妨害するが結局は、だれも責任は取ってくれないし、最終的には助けてはくれない。
それなら誰かの普通に縛られる必要はない。
人のために生きてしまう人の行き場の無さ。
人って書いたが家族に対してもそうで、一方的に奉仕を求めたり、強制的に何かを強いるなら、それは間違っている。
親が子供たちを頼るのは親の傲慢だと子供を持つ僕も思う。
何かを誰かに求めない。
自分で決める。
そして全責任を自分の手に持つ。
人は皆、自立しなきゃいけない。
その手段として現実的にお金は自分を自立させてくれる。
自分を繋ぐ鎖は自分で決める。そのためにもお金はいる。
将来、子供を頼らなくても良いように死ぬまで自立していれるようにしたい。
とにかく、たくさんのことを考えさせられる良書。
定期的に読み返してこの気持ち持ち続けたい。
2023年本屋大賞ノミネート
直木賞候補作
2022年王様のブランチBOOK大賞
キノベス!2023 第1位
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