見出し画像

全頭脱毛症を患ってからの過ごし方

12月に全頭脱毛症を発症。
現在も髪は未回復状態。
でもメンタルはある程度落ち着いて来ており、何とか克服出来そうな段階。

発症してからの過ごし方、気持ちの持ち方をまとめます。同じ症状を患った人の参考に少しでもなれば。

【自分の紹介】

・40代サラリーマン
・家族持ち(妻、子供2人)
・全頭脱毛症は5年ぶり2回目の経験
・元々髪型は短め

【心の回復の手順(自分の場合)】

1.円形脱毛症に留まらない症状である事を自覚した時点で、上司に報告。
・このまま行くと、全て抜ける事
・決してメンタルに問題がある訳でなく、体質である事
・鬱とかそう言う状態ではなく、普通に仕事はできる事
・とは言え、メンタル面で脱毛症のきっかけになった事もあるとは思っており、色々と思い当たる事を聞いてもらった
・坊主にする事
・自分としてはなかなか人に見られて辛い部分があるのと、病院での治療もあるので、時々はテレワークを織り交ぜさせて欲しい事
こんな事を報告し、上司の理解を得た。
毎日出社しなくても良いという逃げ道を作れた事に安心を得る。

2.脱毛のスピードが激しく、髪型の維持ができなくなり、すぐに坊主に。
結果的に、この早い判断は大正解だったと思っている。今でも事情を知らない人は、単にスキンヘッドにしただけだと思っている。余計な事を思われないで済んでいる。

3.いきなり坊主で出社すると驚かれるので、会社の人(全員には伝えられないので、同じ部署の人に対して)には、「最近抜け毛が酷くて、坊主にしました。明日から坊主出社しますね。明日見てもスルーしないで笑って下さいね」とチャットで事前報告。
みんな、温かく反応してくれて、すごく助かった。

4.とは言え、翌日の出社に向けて、緊張してしまい、完全に寝れなくなった。
布団の中で不安に思っている事を考え、整理した。
自分は心の中で勝手にモンスターを作ってしまっていた事に気付く。
出社は凄く勇気が要った。
でもここで出社しなかったら、さらに出社のハードルが上がると思い、めちゃくちゃ気合入れて、自分の中の1番のお洒落をして出社。

5.通勤時に被る帽子を購入。
これにより、電車内での余計なストレス、気疲れ、周囲の目から解放。
前回の脱毛症の時は帽子を被ってなくて、それによってまだら状態の髪を電車内で学生に笑われた事もあり、そういう周囲の目を気にせずいられる。

6.営業先に対しては、予め報告。
「坊主にしましたので、驚かないで下さい」と。
お会いしたら、普通に受け入れてくれる。
しかし、これも出社の時と同じで勇気が要った。

7.この、出社、そして営業を普通通りに何回か出来た事により、「ああ、そんなに他人は自分の髪型や風貌ごときを気にしないんだな」と感じ始め、ある程度割り切れるように。
嫌だからと引っ込む事をせず、自分から飛び込んだ事が、今の精神安定に繋がっていると思う。

8.本を読みまくった。
自分の人生をより良くするためには、他人の目を気にしてる場合ではない事を痛感。

9.知人に報告、相談。
信頼出来る人に、ハゲをネタ気味に報告。
自分でネタとして扱う事で、これはこれで美味しいかも?と思い始め、気持ちに余裕が出る。
また、皆んな優しい言葉をかけてくれたり、人によっては「だから何?そんな事より大事な事あるでしょ?そんな事に意識向けてる程暇なの?」という反応。
これも非常にありがたい反応だった。

10.とにかく日々楽しく過ごす
人との会話、お笑い番組、これを楽しむ。
映画も短期間で3本観た。
そして人に対してのネガティブな感情や考え方は持たないように意識的にコントロール。人に対しての負の感情は持たない。

11.とにかくお洒落をする
お洒落ハゲを目指し、普段よりちょっと派手目、カジュアルの服装を心がける。

12.買い物をドーンとする
仕事靴4足、さらには新車まで買ってしまった。
新しい靴でお洒落を楽しみ、車は納車が楽しみ。
とにかく自分の心が快適な状態でいられるように。

13.ダイエットは一時的に中断。
去年夏からダイエットしており、半年で体重が6〜7キロ落ちた。
でも、かなり我慢して来た事もあり、これを一時的に解放。
チョコもアイスもスイーツも食べる。
まあそこまで激しく解放はしてないけど、自分の好きな事を出来るように。

14.家族からの応援
毎日、「おかしくないよ」「普通の坊主」と自信になる言葉をかけてもらってる。
また、娘には頭皮チェックもしてもらっており、新しい毛が生えて来ている事を認識。

こんな事をこの1ヶ月して、自分の気持ちを持ち直して来ました。
多分、発症前より明るい自分になっているんではないかな?

自分の性格、自分の殻、
これを打破するために、自分の髪ごときで変われるなら、きっと自分には良い事だったんじゃないかな。
他人の目、もう気にしない(とは言い切れないけど、、、)。
自分がやりたい事、気分よくいられる事、楽しめる事、明るくいられる事、これを追求して行きたいと思う日々。
そして、人の苦しみに寄り添えるようになりたい。

髪を失う事って、本当に辛い事で経験した人にしか分からないと思うけど、自分は今こうして立ち直り中(完全ではないけど、、、)
少しでもこういう考えが参考になればありがたいと思い、ツラツラと書きました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?