社会不安症の娘について④
わたしが子供たちの為にできることはなんだろう。
子供たちが不登校になってからの間、
そればかりいつも考えていた。
どうにかしてあげたい、そう単純な親心からだった。
役所の福祉課に相談に行ったり、不登校親の会に参加したり、自立支援センターなどにもわたしひとりで足を運んだ。
ただ、どこでも状況説明と話をするだけ。
セミナーに関しては、境遇の同じような悩みをもった人の話を聞いて共感するだけで、なんの解決にもならなかった。
そして、気づいた。
話したところで誰かがどうにかしてくれるわけじゃない。
これでは、わたしのカウンセリングになってしまってる。
ただの気休めじゃないか。
自問自答する。
悩んでいること事態が、間違っていて
謝った線路をひいてしまっているのかもしれない。
実際は、自分が世の中から何もしないことを責められるのが怖いからじゃないのか。
自分の為なのではないか。
いや。違う。
わたしは、、、本当にそうなのか?
。。。
相談に行く場が悪かったのかそれともそれが正解なのか今でもわからないが、
わたしはいつの間にか、
ありのままを受け入れよう。
子供の好きなようにさせよう。
元気で毎日楽しく過ごしてくれればそれでいい。
そう思うようになっていった。
ただ、子供たちの精神面だけが心配だった。
何度か病院で診てもらってはどうか薦めていたが、ことごとく拒まれていたのだ。
なにもなければそれでいいじゃない。
元気でいてほしいだけだから。
そう言い聞かせ、連れて行った病院で、
診断された病名が社会不安障害だった。
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