木村さんVS福島さん
営業部の事務員、福島さんのお話。
電話、来客対応、契約書、請求などいろんな業務をこなしてくれている。
わたしと同じ年だがマイペースで落ち着きがあり仕事もできる大人な女性だ。
そんな福島さんが怒っていた日があった。
わたしが出社して間もなく、
福島「山下さん、聞いてくださいよ。
木村さん、私がいるのにも関わらず電話でお客様に『うちの事務員のミスです。よく言って聞かせます。』なんて自分の過ちを認めないで私のせいにしてたんですよ。わたし聞いてるのに。
私は何度も確認して下さいって木村さんに言ってたし、それを木村さんが忘れてただけなのに。
もー頭きちゃて。」
あーまた木村さんか。
詳細はよくわからないが、理不尽に福島さんのせいにされたようだ。
だから部長って呼べないんだよ。バカだなぁ。
渚「あいつはそうゆう奴だから、ガツンと言わないとわならないんだよ人の気持ちが。
直接本人に言ったほうがいいよ!
常務ならすぐ自分の非を認めて謝罪するけどね。できないやつは制裁しないと。」
私が木村さんに言ってもいいのだけれど、それだとわだかまりが消えないだろうと思った。
夕方、わたしが営業先から帰ると、
福島さんが満面の笑みをうかべていた。
福島「山下さん、お疲れ様です。
営業の皆が出かけた後、わたし木村さんのパソコンのキーボードにふせんで、
『私のせいではありません。謝ってください。』って書いて貼ったんです。
そしたらちゃんと私のところに来て謝罪してくれました。」
渚「よかったね。やっぱり怒って正解だよ!
今後そうゆう行いをしないように本人には気をつけてもらいたいね」
慰めそう言ったが、なかなか性格は変えらなれないもの。
またきっと同じようなことが起こるだろうと思った。
でも、黙って我慢してストレスを抱えることは良くない。なにも悪いことはしてないのだもの。
あいつをつけあがらせちゃいけない。
そうまた自分にも言い聞かせた。
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