小さな小さな悪が私にもたらしたもの②

しばらく癌になったとは誰にも言えず…
経過を観察。数値が上がってないか定期的に病院に行く。それを何度も繰り返して、現在は寛解と言われる5年を越えて、今はもうすぐ10年くらいになります。

そう、癌って完治じゃなくて寛解って言う事を知りました。周りからは治って良かったね!って言われるけど本人はそうじゃない。
見えない戦いが続くという事を知りました。
個人的には気持ちの寛解は10年経たないと得られないと思っています。

私は癌宣告後、若い癌患者が集う集まりに参加しました。そこには私なんかよりももっともっと辛い治療に耐えた人達がたくさんいました。超初期で弱っていた自分が情けなくなるくらいみんな強く前を向いていました。

今はこんな風にnoteに書けるくらいに気持ちには不安はほとんどありません。傷もだいぶ薄くなって目立ちません。

やっと寛解できた気がします。

でも私はこの経験で心配な時はすぐ病院に行こうと決めました。なぜならあの時早く病院に行ってたらこんな事にならなかったかも…と思ったからです。

悪いものはなんでも早めに摘み取る!
この経験を活かしてやる〜!
今はそんな気持ちです。

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