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#自由律俳句


「梅雨と初夏の間に消えた晴れ」

「紫陽花から向日葵へ変わるくらいのスピード」

「塾のバイトで子供の親にキレられる」

「かれこれあの店のシャッターが降りてから二年」

「泥がついた手をみせられる」

「湖に火花が映っている」

「レシートしか入っていない財布」

「公衆電話の使い方がわからない大人」

「ラムネより飴を食べる方が早い」

「麦茶じゃなくて緑茶が欲しかったのに」

「えもんかけと言いかけてハンガー取って」

「ちんばの靴下置き場」

「お茶しようからのビール」

「自転車できたのに自転車置き場の場所を忘れる」

「一番乗りの雪についた足跡」

「朝起きて夕飯を食べる」

「東京タワーが近すぎる」

「絶対に食べないはずだったのにおかわり」

「遅刻を想定していたのに十分前に来た」

「タクシーに乗るべきではなかった」

「なんとかケチャップを足らす」

「忘れたからコンビニで買うしかない」

「清掃中の札を見てトイレをさがす」

「知らない人が畑に入っていった」

「思わず足でドアを閉めた」

「苔をもらったけれどどうしたものか」

「二度目の読書で勘違いに気付く」

「嫌われていると思っていたのにそうではないらしい」

「初めての占いで一日の機嫌が良い」

「バンジージャンプやりたいという嘘」

「醤油を取ってが言えなくて何もかけなかった」

「朝なのか夜なのかわからない時間帯」

「知り合いにバッタリ会って恩師を思い出す」

「400円だった100円ショップで買ったけど」

「夏も暑すぎて悩んでるみたいだよ」

「パジャマという名の短パン」

「パンの焼ける香りで店の場所を当てた」

「習慣化を尊敬する」

「今朝の鳥のさえずりは悲しいだけ」

「あなたの行けたら行くねはどっち」

「歯みがき粉が洗面台の外に落ちた」

「投げたゴミは大抵ゴミ箱に入らない」

「隣の席の修羅場に気がつかなかった」

「スマホの電源が入らないから一旦帰るわ」

「水筒に入れたお茶を水で薄めた」

「メイクをしながら鏡をさがす」

「長袖でも半袖でも変わらなかった」

「そこにDNA関係ある?」

「一人言に家族が答える」




#自由律俳句

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