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旅のこぼれ話

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2000年前後、アジアアフリカを旅していた頃にあった、心に残った出来事を、思い出すままに書き連ねます。
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記事一覧

北インドの生霊 その③ 【旅のこぼれ話】

 ベナレスという街に僕はいました。  聖なる河・ガンジス川が流れていて。  死ぬためにや…

べいしゃん
4か月前
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北インドの生霊 その② 【旅のこぼれ話】

 翌日僕は、アーグラーという街に向かう列車に乗っていました。  前夜。  部屋を離れた隙…

べいしゃん
4か月前
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北インドの生霊 その① 【旅のこぼれ話】

 三十年ほど前の話です。  大学の夏休み、初めてのインド旅、ニューデリー到着初日、昼過ぎ…

べいしゃん
4か月前
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ギルギットの紙包み その② 【旅のこぼれ話】

 1990年代に初めてインドに行った際、僕が最も驚いたのは。  とにかく、大麻が氾濫している…

べいしゃん
4か月前
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ギルギットの紙包み その① 【旅のこぼれ話】

 パキスタン北部、ギルギットという小さな街で、僕は乗合ワゴンを下りました。  隣町から約…

べいしゃん
5か月前
5

ルンビニの悪霊 その③ 【旅のこぼれ話】

 ガタガタ揺れるトラックの荷台の上で、僕は思いました。  ――つまり、宿の主人の息子が言…

べいしゃん
5か月前
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ルンビニの悪霊 その② 【旅のこぼれ話】

 目を覚ますと、朝になっていました。  すぐに、夜中の出来事を思い出します。  内鍵をかけている部屋の中で、何かが跳ねているような物が聞こえて。  それが、こちらに近づいてきていた。  そして、それにひどく驚き、強く怯えている内に――意識が飛んでしまったのだ。  僕は、慌てて周囲を見回します。  朝日の差しこむ部屋の中、勿論、僕一人しかいません。  僕の持ち物に誰かが触ったような形跡はないし。  他の二つのベッドは、きちんと整えられたまま。  人が使ったような

ルンビニの悪霊 その① 【旅のこぼれ話】

1.  今から、三十年ほど前、長い旅をしている時の話です。  ネパールのルンビニという村…

べいしゃん
5か月前
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