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サイエンティストの安心

「人間不信でならない。
なぜかはわからない。
人のことを完璧に信頼するってのはどういうことなんだ。
うう、、」

了解。女々しきアイデアはこの辺で。
さて、サイエンティストは不安に対し、どのように対処するか。
その思考過程を見てみよう。

時刻はお昼の12時、
サイエンティストは腹ペコだ。
早速、ファミマへ直行する。
サイエンティストはホットスナックコーナーの前で立ち止まる。
そして、ファミチキをチョイスする。

そして、それ以外のものは何も買わず、店の外へ出る。
(おいおい、ファミチキ1つで足りるのか?)

サイエンティストは腹ペコだ。
そのままローソンへ直行する。
サイエンティストはホットスナックコーナーの前で立ち止まる。
そして、Lチキをチョイスする。

そして、それ以外のものは何も買わず、店の外へ出る。
(おいおい、Lチキ1つで足りるのか?)


彼は、不届きものそのもの。
ファミチキを買っておきながら、Lチキにも手を出した。
ああ、なんとも不純な男。

彼の両手には、二つのチキンが握られている。
彼は、そのなんとも後ろめたい罪悪感からか、
チキンをなるべく見られないように、もじもじしていた。


しかし、状況はなんとも穏やかで。

通行人のうち、誰一人として彼を責め立てるものはいなかった。
彼のチキンを責め立てるものは、誰一人いなかった。

彼は許されたのだ。
彼の優柔不断な行動は、社会的に理解できる範囲のものであった。
彼は、常識を逸脱してなどいなかった。

サイエンティストは、ほっと胸をなでおろし、
チキンをおいしそうに食べた😊


「予想→実行→結果の記録」


サイエンティストは、
”ファミチキとLチキを同時に食べても、社会的に疎外されることはない”
ということを結論付けた。

博士はこのことで、イグノーベル賞をもらえること間違いなしだ。
と意気込んだ。👍😊





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