ワンフェス2024W 大塩原型制作 アークナイツ テキサス攻略記事 ~塗装編~
はじめに
この度はアークナイツ テキサスをお買い上げ頂き、大変ありがとうございました。
今回はいよいよ塗装編。組み立てたフィギュアを塗っていきます。私は塗装が大好きなのですが、初めての美少女フィギュア塗装となった今回、しっかり洗礼を受け苦戦しました。
特に苦戦したのが肌。どんな風に塗ったか、参考頂ければと思います。
前回のおさらい&塗装時の基本的な注意点
さて、前回の記事では組み立て~サーフェイサー吹きまで進行しました。
サーフェイサーは服の部品のみに吹き、肌はやすりがけとクレンザーでの磨き処理のみの施工をオススメします。
また、美少女フィギュアは滑らかな塗装面が大切です。そのため、サーフェイサーも含めて溶剤はレベリングシンナーを使用してください。
もしラピッドなシンナーを使用すると、エアブラシで吹き付ける際、被着体に塗料の粒子がくっつくまでに乾き、粉状になってしまいます。
もちろん、この現象はサーフェイサー以外も例外ではありません。釈迦に説法かとは思いますが、お気を付けください!
えんじ色の服を塗ろう!
えんじ色を塗っていきます。この色を使用するのは、上半身のシャツと靴下。かなり目立つ色なので、こだわりたいところです。
今回は「気持ち暗め色」の上に「明るめの色」を吹きます。
私が使用したのは、写真の通り。
基軸はMr.カラー79 シャインレッド
これにMr.カラー81 あずき色
Mr.カラー 色の源 マゼンタ
Mr.カラーGX1 クールホワイト
で調整しました。
凸部にはGX1 クールホワイトと79 シャインレッドの分量を多めにし、光を表現しました。
ベルト、ボタン類は水性アクリル塗料のファレホを使用。伸びが良く、隠蔽力が強いので愛用しています。
コートを塗ろう!
コートは青味の有る黒をベースに、ハイライト部に若干の緑成分を使いました。
使用したのは
Mr.カラーフィニッシングサーフェイサー1500
Mr.カラー 322 フタロシアニンブルー
本塗装工程では、塗りつぶさず、影に上記の色味を入れていきました。
ハイライトには
Mr.カラーGX1 クールホワイト
Mr.カラー17 ダークグリーン
を使用。ただ、こちらは薄めて、隠し味的に使用しました。
透過するMr.カラーは重ねれば重ねるだけ濁っていきますので、基本的に美少女フィギュアでこうした色の使い方はしないと思います。
ただ、重厚感が求められるリアル系ヒストリカルフィギュア等ではよく行われる技法です。今回はテキサスの重厚な感じにマッチすると考え、こうした塗装工程にしています。
椅子を塗ろう!
椅子はサーフェイサーを吹いた後、影になる箇所→ハイライトの順で塗装しています。
使用した色は
影色Mr.カラー29 茶褐色
基本Mr.カラー81 あずき色
ハイライトMr.カラー79 シャインレッド
注意点として、赤いシャツの色よりも明るくなると、椅子の方が目立ってしまいます。服よりもローキーなカラーバランスになるよう調整してください。
木はファレホのウッド系の色を筆塗。半艶クリアー後、油彩のバーントアンバーでアンティーク調にしていきます。
この辺のテクニックはAFVモデラーであれば常識だと思われる。模型と油彩の基礎を知りたい方は上記の本を読んでみてください。
いよいよ肌塗装!超々お手軽で済ませました!
さて、いよいよ肌の塗装です。
結論から言うと、真正面から塗装するのをあきらめています。楽に目的を達する事ができるなら、それに越したことはありません。
どのように塗ったかというと、GSIクレオスの優秀な調色済み塗料をフル活用しました。
使用したのはこれ。
Mr.カラーCL01 クリアベールオレンジ(写真には写ってません)
Mr.カラーCL03 クリアベールレッド
ラスキウスデコ マシュマロタイプ
まず、クリアベールレッドを薄め、関節や指先、頬といった朱に染まるとカワイイ&コアシャドウになる箇所に吹いていく。吹く量は本当に気持ち程度。(色がついたかな?となるくらい)
次に、Mr.カラーCL01 クリアベールオレンジを少量混ぜ、明部~ハーフトーン全体に薄く吹きました。
最近はピンクに寄せた肌色が主流なので、オレンジは本当に少量で良いと思います。
また、顔は一度肌色を塗ってから、目の箇所をシンナーで剥がしていきます。マスキングやゾルも試してみたのですが、これが一番安定しました。ただ、かなり力技&肌と目の輪郭がぼやけるので、オススメできるかは微妙です。
眉毛は油彩を使用。バーントアンバーとクリアレッドを混色しました。
という事で完成!
という事で、テキサスの製作記録でした。
初美少女フィギュアガレキ製造で初ワンフェス参加、初ガレキ塗装であたふたしながらの製作記録となってしまい、分かりにくい点もあったかと思います。
あたふたしていた為、ズボンの色の記録がありません。ごめんなさい。
ただ、初めてでも一定の塗装経験があればそんなに難しくないというのは強調しておきます。(私は基本的にスケールモデル・ヒストリカルフィギュア畑でキャリアを積んできました)
特に、肌の塗装は想像以上に簡単に一定レベルまで到達可能です。ラスキウスに感謝!
最後に、制作したガレージキットを購入して頂いた方に感謝申し上げます。
幸運にも、初めて参加したワンフェス・初めての作品で完売を経験させていただきました。
至らない点も多いかと思いますが、次回作はより格好良く、可愛く、何よりも組み立てやすい品にしていきますので、その際は立ち寄って頂けると嬉しいです!
ご不明点等ございましたらお気軽にお問い合わせください!
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