ワンフェス2024W 大塩原型制作 アークナイツ テキサス攻略記事 ~表面処理・組み立て編~
はじめに
この度はアークナイツ テキサスをお買い上げ頂き、大変ありがとうございました。
実は制作者である大塩は、初美少女フィギュア製品出品、初レジンキャスト複製、初ガレキ塗装、初ワンフェス参加と、完全にガレキ初心者。
(これまでは1/35ミリタリープラモデルの造形や塗装、ジオラマ制作をメインに活動していました)
本記事では、そんな初心者目線だからこそのテキサス制作攻略法をお伝えできればと思っております。
それではよろしくお願いします!
下半身を組み立てる!成形~気泡埋めまで
靴の切り出しから行っていきます。
切り出しにはウェーブの『HG厚刃ニッパー(フラットタイプ)』を使用。大まかに切ってからヤスリで整えてください。
靴の内部は一部に成形不良が起きています。リューターを使用し、不良箇所を削りとってください。
また、足のダボは不良箇所と干渉してしまう為、切り取って頂ければと思います。
足にもパーティングラインが入っています。パーティングライン箇所のみクッションヤスリでヤスってください。
複製時は真空注型設備を使用している為、気泡は殆ど無いと思われますが、ヤスるのは極力必要箇所のみにしてください。
テキサスの魅力でもあるショートパンツは3Dスキャンを活用し、リアルなシワをモデリングしました。
が、その構造上気泡が多くなっております。シアノン等で埋めるか、ベビーパウダーを穴に詰め、瞬間接着剤を流し込んで埋めてください。
気泡埋めに関しては、書籍『美少女ガレージキットの塗り方』( モデルグラフィックス編集部)が詳しいです。
足とパンツの組み立てはシビアな嵌合になっています。組み立て順は上記写真の通りですが、右足付け根と右足太ももを入念にヤスリ、フィッティングさせてください。また、軸打ちするのは左足のみをオススメします。
椅子を組み立てよう!めっちゃヤスってください……
椅子は見出しの通り、めっちゃヤスる事になります。
紙ヤスリを使用し、馴らしてください。筆者は180番を使用しましたが、もっと荒くても良いと思います。見えなくなる箇所の為、表面の傷は問題ないですが、適宜水平を確認し、斜めにならないよう注意してください。
椅子上部も処理していきます。パーティングラインを削り、湯口をニッパーで切って整形します。正面は以外にもコートで隠れるため、そこまで神経質にならなくても大丈夫です。
また、布の柔らかさを出す為、全体的にスポンジヤスリをかけるのがおすすめです。
上部と下部はエポキシパテを充填し、成形します。下部にエポキシパテを付けておき、上部と圧着させて「むにゅ」っとさせるのがおすすめ。
また、椅子には版権情報等が記載されていますが、フィッティングの為にめっちゃやすってください。
全身を組み立てよう!
コートや腕の処理をしたら、軸打ちし、組み立てていきます。
適宜ヤスリでフィッティングさせつつ、全身を組み立ててください。
組み立てると気を使うべき場所と、綺麗に仕上げるべき場所が分かるかと思います。
また、顔と髪のフィッティングには特に気を使うことをオススメします。
表面処理をしてから、服にサーフェイサーを吹こう!
仮組が完了したらソフトクレンザーと歯ブラシで磨いていきます。そんなにゴシゴシしなくてもOK
終わったらマルチプライマーをエアブラシで吹いていきましょう。プライマーは塗料の食いつきが良くなる事はもちろん、表面処理の荒れも整えてくれます。
終わったら肌・髪以外の部品にサーフェイサーを吹いていきます。
1000番のサーフェイサーをサッと吹き、気になった箇所をスポンジヤスリで磨いておきます。
塗料を吹く際はレベリングシンナーを使用します。普通のシンナーだと、エアブラシから放出されてから被着体にくっつく間に乾燥し始めて粉っぽくなります。
前半戦終了!後半戦予告
さて、ここまでは主に表面処理と組み立てについて解説してきました。後半ではいよいよ塗装に突入。使用色や顔の塗装法、アイデカールのデータ等について触れていきます。
改めまして、この度はアークナイツ テキサスをお買い上げ頂き、大変ありがとうございました。ご不明点等ございましたらお気軽に大塩のTwitter(X)@Ohei99までご連絡ください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?