あたしだけ

ねぇ 君のこと何も知らないあたし
手を繋いでも何も伝わらない
ねぇ あたしは君がすきなの
伝わったかすら分からないままなの

きみとのじかんが街を飾り付けて
あたしは幸せを知ったの

答えて
あたしのことどう思ってるの？
答えて
ほかの子にもこういうことするの？

君の器用さが恨めしい午後でした

ねぇ 君のこと何も知らない だから
怖いけど聞いてもいいかな
ねぇ 君はさ えっと あのね
弱いまんまのあたしで

きみとの時間が街を縛り付けて
あたしは寂しさを知ったの

答えて
あたしは君にとってどんな
答えて
他の子とはなにが違うの？

君の不器用さが愛おしい朝でした

答えて
あたしの鼓動は全部きみのもの
知りたがって
あたしのことを もっと

答えて
あたしといつまでこうして
答えて
なんにも知らないままで

君の器用さに甘えていた夜でした