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あなたの周りには、「強制ボランティア」がありますか。

 最近、「それ、人の時間価値をバカにしてない?」って思ったことがある。

 職場で自然を保護するプロジェクトを企画する際に、企画者が「このプロジェクトはボランティアで実施する」として話を進めていた。

 「アホか」と私は思った。

 田舎には人がいないため、ボランティアに招集されるという意味のわからない事態が、しばしば発生している。そして、職場の雰囲気的にそのボランティアには、強制参加が期待されるのである。

 ボランティアなのだから、やりたい人だけでやればいい。ボランティアとしてやりたいなら、まずはそのプロジェクトの理念を説明して、共感や賛同を集めるべきではないのか。

 お金はないが、労働してほしい。だから、ボランティアと称して無賃労働させてはないか。年寄りのおえらいさんはしっかり自問自答してほしい。
 これは人の時間価値を馬鹿してると思う。

 そもそもだ、日本という国の中で発生してる仕事が既におかしいのではないか。
 以前、海外旅行から帰国したとき、空港スタッフが「入国審査会場→」の案内板の下で「入国審査会場→」案内板持って「入国審査はあちらです!」とアナウンスしていた。そんな人が4、5人いた。意味がわからない。そんな仕事振られても断れよ。
 また、道路工事の旗振りの人達も違和感を感じる。車の正面で旗振ってるのはそもそもそ危険ではないか。電光掲示板でよくないか。
 別にその仕事をしている人達を悪く言うつもりはない。そうやって司令が出てるのだろう。そして、一部の人には必要とされるのだろう。
 ただ、日本の一人当たりGDPがとても低いと諸外国にバカにされる原因の一つにこのことが挙げられると私は思っている。

 このように、地方では命の価値(時間単価)が安く見積もられ、強制ボランティア(無賃労働)なんて考え方が発生するの国である。若い人達には、もっと、おかしいことはおかしいと言ってほしいし、自分で身を置く場所やポリシーをしっかりと確立し、意味不明な事態を絶滅させていこう。

 かなり、批判的な内容だが、この日本では、低賃金で働いてる人たちがたくさんいるし、お金も時間も余裕がない人が溢れている。私もその一人である。意味のわからないボランティアを受け入れるにはいささか環境が悪い。

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