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ミニマリスト生活: ものを減らすコツ

 現代は大消費時代と言われるように、過剰な物に囲まれがちです。ミニマリスト生活を取り入れることで心地よいシンプルさとクリアなメンタルスペースを手に入れることができます。このページでは、ミニマリスト生活を始めるためのいくつかのコツをご紹介します。

コツ1: 本質を見極める

 ミニマリスト生活の基本は、物事の本質を見極めることです。必要なものと不必要なものを区別しましょう。日常生活に本当に必要なものはごくわずかであり、それらに焦点を当てることで、物に囲まれた煩雑さから解放されます。
 日常生活に本当に必要なものの例としては、スマホ、日用品、通勤鞄、靴など、毎日使用して、それがなければ、生活に支障がでるものです。
 日常生活に本当は必要ないものの例としては、ゲーム、お菓子、ジュース、お酒など、それ自体がなくなっても生活自体は成立するものです。
 この本当に必要なものとそうではないものについては、必ず個人差があり、明確な答えはありません。ご自身の生活の中で、常に自問自答していきましょう。ある程度、ものの本質を見極めることができるようになったら、そのものの程度も併せて検討しましょう。
 例えば、石鹸を考えます。石鹸は生活に必ず必要です。では、少し高価な香り付き石鹸はどうでしょうか。石鹸に求められているものは、洗浄力です。匂いや見た目は、付加価値です。これだけあると十分といったラインを引いてみましょう。

コツ2: 見栄を張るのを止める

 物欲は大概、他人に見栄を張ることから発生しています。「新車を買って自慢したい。」「合コンには流行りの服装で行きたい。」など思い当たる節はありませんか。物欲を最小限に抑えるためには、本質を見極めることと並行して、見栄を張ったための購入ではないか自分に問いかけましょう。
 見栄を張るからものを買う、ものを買うから部屋が汚くなるといった流れを、見栄を捨てたのでものは買わない、ものを買わないから部屋がきれいになるといった流れに変えましょう。
 人は身に着けているものではその人の本質的な魅力にはなりません。極端な話、裸でも魅力的に見えるようになってしまえばいいのです。

コツ3: デジタルも整理する

 ミニマリスト生活は物だけでなくデジタル空間にも適用されます。不要なファイルやアプリ、メールを削除することで、デジタルクリーンアップも行いましょう。整理されたデジタル空間は、作業効率を向上させます。
 ミニマリストになるために、手持ちの書類をデータ化するのはよいことです。しかし、データ化した書類の整理はできているでしょうか。必要なものはすぐに取り出せるように管理しましょう。管理できないのならば、あなたの所有キャパシティを超過しています。持っているものを完全に把握できるようにデジタルについても整理してみましょう。

コツ4: 購入の意識改革

 新たな物を購入する際には、上記3点の、そのものの本質はなにか。見栄のための購入ではないか。管理キャパシティの範囲内か。を検討した後、最終チェックをしましょう。長期的な視野で本当に必要なものを選ぶことが大切です。
 また、1つものを購入するときは、家にあるそのジャンルのものを1つ捨てましょう。場合によっては2つ以上手放しても問題ありません。買ったら手放すルールを定めることで、身の回りの持ち物はどんどんアップグレードしていきます。また結果的に、今使っているものの価値を再認識する機会になったもします。

まとめ

 ミニマリスト生活を取り入れることで、物事の本質を見極め、不必要なものを削ぎ落とすことができます。これにより、心地よさとクリアなメンタルスペースを手に入れ、より充実した生活を実現する道が開かれるでしょう。


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