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ディセント

ホラー映画のことも書きたい。
今回は大好き覚醒映画、「ディセント」について。

一時期ずっとホラー映画を観ていた時期がありました。当時は毎週DVDをレンタルしていて、何度も借りるくらい好きなホラー映画、ディセント。
主人公が覚醒するのがカッコいいんです。

事故で夫と1人娘を亡くした主人公サラ。
元気づけようとした友人達の計画で洞窟に探検に行きます。
ですが実は向かった洞窟が前人未踏!誰も知らない洞窟!
色々あって勿論洞窟から出られなくなるんですが、洞窟探検の申請も別の洞窟でしていたから救助も来ないだろうと絶望的状況になります。
そこで遭遇する何か。には留まらず発覚する事実。戦うしかないサラ。覚醒待ったなし!
というストーリーです。

この探検グループ、やたら本格的な装備で見ていてそんなに不安にはならないんですが、怪我したりパニックになったりはどうしても避けられない。
サラが何かを見たと言っても、信じてもらえません。でもそれはいる。

友人で今回の探検のリーダー格ジュノ、実はサラの亡くなった夫と関係を持っていました。(ネックレスまでプレゼントされている)
サラはそんな事知りもせず、只でさえ絶望的状況なのにショックな事実を瀕死の友人に教えてもらいます。(ジュノが敵と勘違いして瀕死の重傷を負わせる。ジュノはパニックになって逃げる。逃げんな!)
そして瀕死の友人に頼まれてトドメを刺します。
ここでまず覚醒チャンスです。
怒り、友人を手にかけた、何かがいる、絶望感。
とりあえず敵を倒して咆哮。
そりゃするわな。存分にしてよ。
サラとジュノの関係性がピリついていくのが緊張感あっていいんです。サラの顔つきが変わるのがね。ゾクゾクしますね。
にしても友達の旦那と関係を持つって、一体どういう心境なんでしょうね。たまたま好きになった人が既婚者だったみたいな?やめときなさいよ。
どちらからアプローチかけたのか等の詳細はどうでもいいですよね。孤独を誤魔化す為の行為なのか、性欲を満たす為の行為なのか。
いつになったら人類は性欲に打ち勝てるんでしょうね。無理か。無くならなくてもいいですが、その他にも沢山素晴らしい体験が出来るのに執着が凄い。恐ろしい。
コミュニケーションのひとつとして、手段のひとつとしてではなく、目的として捉えていると歪んでしまうんでしょうか。恐ろしい。

ではこの映画の敵は何なのか。クローラーという名前のようですが、特徴を考えるとウェンディゴに似ているな~と思っていました。
ウェンディゴ、スーパーナチュラルの1stシーズンで出てくる妖怪です。当時中学生の私、大好きすぎて小説版まで買って読んでいました。
その中にウェンディゴの説明があって、よく覚えています。
(当時、知らなかった知識をノートに書きこんでいくという遊びをしていて、オカルト好きな私は小説を読みながらウキウキでペンを走らせていました。)
それによると、人は人肉を食べると特殊な能力(超人的な敏捷さなど)が身につくという信仰が世界各地にあり、人肉を食べ続けていると常に飢餓状態になる。そして外見も変わっていく。人の声の真似が出来る。  とのことです。
もうまんまコレですね。アンティル・ドーンというホラーゲームでもウェンディゴが出てきます。ウェンディゴブームは静かに起きていたのか。

私の1番好きなシーンがあります。
サラが血の沼のような、赤い水で満たされたところに落ちてしまうんです。
が、この時のサラはもう覚醒済みです。
音で察知するウェンディゴに気を付け、ゆっくり水面から顔を出します。急に戦い慣れしていて信頼出来る。急な洞窟探検の際はサラの精神を持ちましょう。
真っ赤に濡れたサラが水から上がろうとした時、ウェンディゴの登場です。まさかのエンカウント。
サラは音を出さないようにその場で横になります。ウェンディゴの手が頭を押さえつけても、微動だにしないサラ。痺れる。
このシーンが凄いカッコイイんです。もう怖がってすらいない。
ここからラストに向かってワイワイ戦ったり、刺したり大騒ぎでございます。

アメリカ版とイギリス版でラストシーンが異なるそうです。私が観たのはイギリス版。
イギリス版は娘の幻覚を見て終わり。
アメリカ版では洞窟脱出して車に乗り込む、でもジュノの幻覚を見て終わり。
アメリカ版の方がまだ良いですね。洞窟出られた安心感を味わえますものね。
この作品続編があります。サラは洞窟から出られたんですがまた…という。
2より1の方が好きですが、2は覚醒サラを序盤から見れますのでなんだかオトク感あります。

機会があれば是非。
またね。

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