見出し画像

デンジャラス・バディ

デンジャラス・バディについて。

初見でも面白いと確信している映画ってありますよね。この監督なら間違いない!という確信。
私の信頼している監督、ポール・フェイグ監督の作品です。

まずキャストが確実に良いんです。サンドラ・ブロック、メリッサ・マッカーシー。
サンドラ・ブロックって観る度に好きになっていきますね。デンジャラス・ビューティー、オーシャンズ8。
コメディに強い女優さんというイメージが、毎回更に強くなっていく。良いですね。
そして私の大好きなメリッサ・マッカーシー!!!セリフが全部最高でした。
ポール・フェイグ監督作品御用達の名脇役達も勢ぞろいしていて、満足度が高い映画でした。
なんでもっと早く観なかったんだ!

FBIの捜査官と警官が一緒に捜査する(超雑)というあらすじです。
サンドラ・ブロックはいつ画面に映っても綺麗で、髪型はパッとしないけどサラサラ、地味だけど美女、そして仕事一筋!という感じ。
我らがメリッサ・マッカーシーはもう口が悪くて、上司にもガンガン物言いして追い込みます。
上司の部屋でずっと何かを探していて、何探してるのかなと思ったら上司の「タマ」を探していたと。
何食べてたらこんなセリフ思いつくんだろう。
一見、上手くいきそうにない組み合わせがまさかの合致!という映画、良いですよね。
2人共キャラが負けてないのも凄いな、と思いました。
コメディ映画ってセリフのテンポ、発言量のバランス、耳に残るワードチョイスがカギだと勝手に思っているんですが、ポール・フェイグ監督作品は満点です。ブライズ・メイズもゴースト・バスターズも。

脚本担当がケイティ・ディポルドさんという方なんですが、この作品にもゴースト・バスターズにもちょろっと出ています。
この映画では、病院内で携帯を使うメリッサ・マッカーシーを注意して銃向けられてました(笑)
ゴースト・バスターズでは、不動産屋のお姉さま役でした。探してみてね。


とにかくメリッサ・マッカーシーが良いんです。私がメリッサ・マッカーシー大好きなのはあるんですが、それにしても最高です。
ダサい恰好のサンドラ・ブロックの服をリメイクして色仕掛け作戦するんですが、そのリメイク中のシーン。
ずっと喋っている。私もよく言われるんですが、本当にずっと喋っている。
サンドラ・ブロックがガードル履いてるのにやたらと衝撃を受け、そんなもの履いてるからアソコが蒸れて30cm離れてても熱い!って言ったり。
そんな事言われたら吐くまで笑う自信があります。
今までのどのメリッサ・マッカーシーの役より口が悪かったと思います。(タミーもなかなかでしたが)
ですがとっても愛情深い役柄でした。
家族にも友人にも愛情深い。
口が悪くて攻撃的なのに、気を許した人間には愛情も向けるってなんか良いんですよね。


自分でも思ってもいない相手と仲良くなる経験、私にもありますがあのオトク感たらないですね。
お互いを財産、自分の取り柄だと思えるような関係。なんて美しいのか!
でもセリフはほぼ暴言です。そのバランスを綺麗にまとめるのがポール・フェイグ監督です。
聞いてても不快にならない暴言。そんなの世界に存在するんだなと勉強になりました。

私の芸風にも取り入れたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?