見出し画像

感想詰め合わせ


今回は最近観た映画について、サクッと感想をまとめていきたいと思います。

最近、平日に1本映画を観るようにしています。
特にホラー。
ちょっとこっちに来なさい、そこに座りなさいと言いたくなる映画ももちろんありますが、あらやだ良いじゃない。という映画ももちろんあります。
知名度の低い名作にいつか辿り着く事を願いながら、観続けているのです。怖いね。

①呪われた老人の館
老人ホームに入った主人公、異変を感じ始めるが老人の戯言と取り合えってもらえず。
孫を巻き込んで真実を突き止める映画です。突き止めた結果、それに取り込まれてしまうんですがね。
死にたくない!永遠の命の為に生贄を捧げよ!という集団が犯人なんですが、アンタ達もこっちおいでや~と誘われてすぐ参加しちゃうんですよね。
孫もね。孫、しっかりしなさい。
ある程度歳を重ねて、これ以上は嫌!と思うのは分かるんですが、ティーンエイジャーの孫がすんなり仲間入りするには背景の描写やそこについての共感が乏しいと思いました。なんで行くの?!おばあちゃんは分かるけど!
老いや死は誰にも等しく訪れるのに、往生際が悪い!働きなさい。

②ゲヘナ
オチは良かったです。翻訳ミスかと思っていたセリフはミスではなく、伏線だったんです。好きよ、そういうの。
ツイッターでも少し話題になった映画で、やっと観れました。ポスターに映っているガリガリオジィがインパクト大なんですが、あんまり出てこなかったです。初登場シーンがシュールで可愛くて好きです。そこだけでも観てほしい。
教育番組でやってる野生動物み~つけた!ぐらいのテンションでガリガリオジィ出てくるのでよろしくお願いします。

③テイキング・オブ・デボラ・ローガン
アルツハイマー患者の女性とその家族に密着するモキュメンタリー。
これもツイッターで少し話題になりました。デボラオバァがラストにインパクト大の表情魅せてくれるんです。
それを観る為の映画と言ってもいい程の衝撃映像です。デボラ・ローガン役の女優さんが、呪われた老人の館にも出ているんですが、別人のような演技の振り幅です。

④ドント・ヘルプ
強盗シスターズが忍び込んだ家の地下に少女が監禁されている、助けようとしたけど元凶はその少女である!
そんな気がしてたけど本当にそうだったんだ~と思っていたら、オカルト方向に進んで行き、ラストは大悪魔祓い大会です。
そっち?!と言いたくなる展開でしたが、全然好きです。オカルト大好き。
思ってたのと違うけどがっかりはしませんでした。いつ来るか分からない悪魔祓いの機会に備えて、強い心を育みたい。

⑤クラウン
息子の誕生日パーティーにピエロの仮装したオトン、その仮装が脱げなくなって焦る。早く脱がないと取り込まれるゾ!
これもまた悪魔が出てきます。悪魔出てくる映画好きです。
製作陣がフェイクで予告編動画作ったらウケて、イーライ・ロスプロデュースで映画化したんですよね。
シンデレラ・ストーリーじゃん。ピエロってあんまり良いイメージ無いですよね。
主人公の妻がずっと頑張ってて辛いです。これからも逞しく生きて欲しい。

⑥ドント・ハングアップ
イタズラ電話をかけて動画にあげている愚か者ヤング達が追い詰められていく映画です。
正直、主人公たちが愚かで馬鹿者過ぎてこんなことされるのも当然だろとしか思えなかったです。
思春期反抗期の子が観たら、少しは生活態度を改めるかもしれないです。
悪いことはしたらいけない。お天道様は見ているよ!

⑦スケア・キャンペーン
グレイブ・エンカウンターズのような、コンジアムのような映画です。ホラードッキリ番組作成陣が痛い目に遭う。
いい大人たちが敵の若者らに翻弄され、少しずつやられていきます。
あんまりにもサクサク攻略されすぎて、主人公たちの年の功ってのを見せて欲しかったですね。
撮影機材と経験、知恵を使ってキッズたちにお灸をすえるような。でもしっかり観れる映画です。
驚きはしないけど、なんだそういう事?言ってよ!レベルのひねりはありました!

⑧レイクサイド・スクリーム
思ったよりサスペンス、SF要素の強い映画でした。アレクサンドラ・ダダリオの妹、キャサリン・ダダリオが出ています!!可愛い。
以上です。

⑨実子誘拐 アーミッシュ・アブダクション
アーミッシュのブチギレ夫が息子を連れて集落を出てしまう映画です。タイトルでネタバレ。
誘拐というのも大げさだし…。誘拐より、アーミッシュという集団に属しているばかりに身を守る術が限られている女性、という部分をもっと見たかったです。どんなに夫が愚かでも、妻がそれを正しなさい。離婚なんかしたら集落にいられない!妥協しろ!と言ってのける主人公の母、父。
終盤、主人公が「暴力的な夫から息子を守る私に何言ってんの?!」と初めてキレるんです。
そこは好きなシーンですが、序盤に主人公はアーミッシュの閉鎖的な生活から抜け出したいという夫に全く理解を示さないんですよね。信仰に対して盲目であることは全てを守る事にはなりませんね。
主人公がもう少し寄り添えていたら、息子も嫌な思いしなくて済んだかもしれないのに。
ラスト、ちゃっかり面倒見の良いイカした男性といい感じだし、酔っ払いの若者と共に食卓を囲んでいてズッコけました。
アーミッシュをストーリー構築の要素として使っただけなのか…アマプラのサムネ、深刻な表情の主人公夫婦が映っています。
そりゃもう深刻な「実子誘拐顔」なので見てみてください。

⑩ドント・イット
もう何がドントでイットはなんですか?というタイトルもよく分からない映画です。
オカルト色強そうな映画でウキウキで観ました。確かにオカルトでござい!これでもか!と儀式を見せてきます。
が、問題はラストです。淡々とオカルト儀式や感情の起伏など見せてきて、やっと超自然的現象起きたわよ!どうなるの?!
と思っていたら…。
主人公が超自然的存在から逃げようとしていると、突然光が廊下から差し込んできます。光に誘われるように、ある部屋まで行くと、
ドデカ守護霊がこちらをガン見しております。嘘じゃないです。本当にドデカい守護霊がドンッ!とそこにいるのです。
私は笑ってしまって「デッカ(笑)」と呟いてしまいました。神聖ではありますが、あれは面白いです。笑ってごめん。
主人公は息子を亡くした事で復讐のために儀式を続けていましたが、ドデカ守護霊に許しの力を授けてもらい、全てを終わらせます。
母の復讐を起因としたストーリー展開のはずなのに、凝った儀式描写が多くてストーリーとしての厚みに物足りなさがあります。
でもこの映画は最後のドデカ守護霊のためにある映画だと思いますので、こういう意見も野暮ですね。
ドデカ守護霊は神聖。笑うんじゃないよ。

⑪ステージマザー
ゲイの息子が突然亡くなり、遺したバーを再建するためにオカン頑張ります!という映画です。
父は息子を認められず、母も扱いに困り、子と親が疎遠になる。息子も心に決めたパートナーがいるけど、母から認められるまで
結婚しないと決めていた。なのに突然息子はこの世を去る。悲しいですね。
お気に入りのウィッグに母の名前つけているのがグッときました。
オトンがずっと一貫して嫌な奴なんです。俺の分までお前が愛情を注いでたんだから、俺は良いんだと言ってのける。バカ言うんじゃないよ。
オカンも負けません。息子はスターよ!そこは私に似たのね!と。その通りだ!
バーで働くメンバー達や、息子の友達が抱える問題も解決していきます。サクサク攻略していきます。
突然息子の友達役でルーシー・リュー出てくるんです。大喜びしちゃいました。いつでも美しいわ、姉さん。
オカン特有の面倒見の良さをフル活用しながら、人にどんどん愛されていく姿。素敵ですね。
ルーシー・リューに暴力を振るう男性に放つ
「女を殴る男を殺すのが私の夢の1つ」ってセリフが大好きです。こういう映画を観ると、自分もこうあろうと思います。愛情を持って人に接し、取り囲んで守ってあげられるような。
女性の強さって良いですよね。コミュニケーションをしっかり取りながら人生進めていく感じ。背中で語るなんてしません。
どうせ語るならアイスコーヒー飲みながら、マイクを握りたい。大声で笑いながら生きていくってワケ。
ラストでオカンはバーに戻ってきて、メンバー達にママと呼ばれるんです。すごくいい。
血の繋がりが無くても人は家族になれる。世の中捨てたもんじゃないですね。

一気に沢山の映画のことを書き連ねてしまいました。恐れ入ります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?