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アニメ「シャイニーカラーズ」第1話感想 ~ガール・ミーツ・???~

まだ暗い夜空に、ひっそりと
輝く 私たちを
見つけてくれた始まりの場所
この羽に虹が生まれた場所

Resonance⁺

こんにちか~ ぱるみです。

今回はいよいよ放送が始まった、アニメ『アイドルマスター シャイニーカラーズ』 第1話の感想を書いていきたいと思います!

あらすじ

アイドルになって、新しい世界を見てみないか?

偶然の出会いに背中を押され、櫻木真乃はアイドルの世界へと、その一歩を踏み出すことになる。

283プロに入った真乃が出会ったのは、同じくアイドルを目指す、風野灯織、八宮めぐるという2人の仲間だった。

アニメ『アイドルマスター シャイニーカラーズ』 公式サイトより

いかにも「第1話」って感じですね。

第1話 「一人分の空、一枚の羽」

空を一人見上げてた
まだ何も知らなかった
これから始まる奇跡も 自分のことも
でも どこか 何かに手を伸ばしたかった
きっと自分だけの一枚の羽を
気づかないうちにすっと握りしめながら
今は知らないどこかを探すように
空を見てた
一人分の空、一枚の羽
私は 私たちは知らなかったんだ
自分の色で輝ける空に羽ばたいていけることを

いきなり全アイドル出てくるんだ?!
わくわく。

まずは意味深な真乃の独白とともに、全アイドルがそれぞれ数カットで簡潔に登場していました。

果穂が ⊂二二二( ^ω^)二二⊃ブーン してたり、凛世が空を見上げ祖国に思いをはせていたり、どれも初見の人が見て分かりやすいような特徴が描かれてましたね。(?)

ここはシャニマスのゲームの最初で担当アイドルを選ぶところのアニメ版、と思えばいいんでしょうか。確かにそれがアイドルゲームの醍醐味というか、一番面白いとこですからねぇ。

ただいきなり16人分も紹介しないといけない!となるとどうしても長くなってしまいますね。ここでSpread the Wings!!流しても良かった説。

そう考えるとムビマスで映画の予告と題して突然アイドルたちが真剣にバトり始めたり…虹ヶ咲二期ではレインボーブリッジの上でスーツ姿で異能力バトルが始まったり…みたいな公式二次創作(矛盾)をやるのって、案外顔見せっていう点とつかみとして名案なのかもしれないですね……
だとしても二期最初でラスボス感あるストレイをみんなで倒す異世界冒険RPG「クエストロメリア」が始まったらどうしよう。

OP 「Spread the Wings!!」

映像が綺麗すぎる…! 透き通ってるよ…!!

甜花ちゃん…

そしてついにオープニング! 歌が聞ける! と思ったらまさかのインスト。肩透かし食らいましたが、まあ確かにこれだったらピアノだけのほうが合ってるのかな。

それにしてもこの光や動きの細かいところの作りこみが丁寧ですよね。みんながきららジャンプしてるシーンの足の角度が全部違ったり、何種類も違う種類のフレアを入れてたり、歩いた後にできるパーティクルだったり、ひとつひとつにこだわりが感じられました。

予告PVにもあったこのカット

この真乃の髪とか、絶対物理演算じゃできないですよ!
振り返った瞬間、ふわっと髪全体が持ち上がって、これまで下を向いてた表情がはっきりわかるのいいですよね。髪の下がり方とか見てると多分人力。

ここ流れで見ると間延びしてる(真乃だけに)感あるんですけど、このカットはこだわったから尺取りたかったんでしょうね… ちょっとその気持ちもわかる……
髪の縁にうっすら乗ってるピンク色も素敵。

輪郭の線きれいすぎ。こんなアップなのに。

これ以外にも、綺麗なシーンたくさんありましたよね。
動きがカクカクってコメント見ましたけど3Dってこんなもんじゃない? むしろアニメ調に見せるためにわざとやってると思います。

というようにモデルの丁寧さがすごい、作画は安心できそう?という話でした。

またアニメの始まり方として、常識外れのコミュやイラストで何度も世間を驚かせてきたシャニマスとしては意外とアニメの王道というか、案外普通に始まったなと感じました。

真乃のアイドルへの憧れはいつから?

アニメのストーリー部分に触れていきます。
今回、一番疑問が生まれたのはこの点です。

真乃が、お布団でぴーちゃんと寝てたらいつの間にかアイドルに?!
…というのは言い過ぎですけど、あまりにもあっさりアイドルになっていましたね。

無理やり繋げて解釈するなら、学校のシーンで友達とは挨拶をするだけ、といったシーンや一人で歩いているシーンが多かったことから、何か一人で悩んでいて、そんなこれまでの自分から少しでも変わりたかったんなんでしょうか。
でもそれをアイドルになった理由としていいのかはこれを見ただけだと確信できませんでした。

こういう暗い、一人でいるシーンが多かった
真乃も「アンティーカ!!」って叫んだのかな…??

そしてこの、主人公がアイドルのライブを初めて見て、それに目を輝かせている、というお決まりのシーン。それがアイドルを目指し始めるきっかけになるのが普通だと思いますが、シャニアニは違いました。
真乃はアイドルになってからアンティーカのライブを見に行っています。

穂乃果はビジョンで見たA-RISE、歩夢はライブでせつ菜と出会ってときめきを感じスクールアイドルを始めましたが、真乃にとってのきっかけは「アイドルとの出会い」ではなさそうです。

ということで我々は真乃がアイドルになった理由を探るため、もう一度W.I.N.Gの奥地へ向かった―――

真乃W.I.N.G.「シーズン4 (クリア)」より①
真乃W.I.N.G.「シーズン4 (クリア)」より②

アニメの光空記録とゲームの光空記録、世界線をどこまで重ねて良いのかはわかりませんが、なるほどやっぱりこの時真乃はアイドル自体にはそこまで興味なかったのか。

でもまだあまりはっきり分らんなあ~と思っていたら、なんと「アニメ連動ストーリー」としてシャニソンに超重要なコミュが追加されました。
それは「真乃がスカウトを受けると決めるまでの経緯について」です。
今回はアニメの感想なので、詳しくは語りませんが、これを見ると見ないとでとんでもなく大きくアニメの見方変わります… EDで真乃が持ってた羽ぐらい……

W.I.N.G.火星編とか書いてほしい、Novaで宇宙っぽいし

そして結局S.T.E.P.まで見てきたんですが、真乃は比較的消極的な理由でアイドルを目指し始めたんだなと知って、改めていい意味で主人公らしくないキャラだなあと思いました。
いや、ちょっと違いますね。真乃はシャニマスの主人公にはぴったりだけど、シャニアニの主人公にはどうしても向いてない。
こればかりはしょうがないですし、向いていないだけでそれを描くのもできないことはないはずです。シャニマスは特に真乃主軸だと、アニメ化しづらいと言われている理由が分かってきたかもしれません。
アイドルになってから、その中で輝きを見つけていくとなると1話で「アイドルに憧れてそれをひたすら目指し始める!」っていう主人公の強い情熱、いうなれば「お決まりの流れ」を描けず、これからの話への期待を持たせづらい。その点だと恋鐘や冬優子とかの方がよっぽど描きやすそうですね。
もちろんそれだけが正解じゃないですが、このままでいくならシャニアニは相当難しいことをやろうとしていると思いました。1話見ただけだけどね。


真乃の動機が少しずつ分かってきたところで、ゲームからアニメの話に戻ります。
アイドルになると決めるまでのシーンを振り返ってみましょう。

「ほわっ」(何かに気付いた声)
スカウトされアイドルになるか1人で街を歩きながら悩んでいるシーン

僕は最初このシーンの真乃を見て、街中でなにか見つけて嬉しそうにしていてその目線の先には何があったんだろう? アイドルの街頭ビジョンとかあったんか? って思ったんですが、多分これ「なにもない」ですね。
つまり、このシーンは、真乃がただ自分の中で「アイドルになれば今の自分の悩みを解決できるかもしれない」と気付いたのを表してるだけなのかもしれないです。

また、真乃はアイドルになると決めるまで、何もアイドルについて詳しく調べてませんでした。少なくともアニメで描かれている範囲では。
普通だったら不安で何かしらアイドルのことを聞いたり、ライブを見にいったりすると思うんですが、(もちろん少しは調べたかもしれないけど)真乃はずっと1人で迷っていた。

というように何か真乃がアイドルに対して憧れや特別な感情を持っている演出が無かったということから、アニメで真乃は何でもいいからとにかく今の自分を変えたかったからアイドルになった! ということを描きたかったという意思が感じられます。

確かにそれだったら、アイドルになってからアンティーカのライブを見に行った、という順番にした理由も分かったかもしれません。
S.T.E.P.を踏まえると、真乃は憧れでアイドルになったわけではないから、アイドルのライブを決断する前に見て目を輝かせているのは確かに不自然です。
最初、アイドルになると決めてから初めてライブに連れていくんだ… 妙だな… と思ってましたがゲームの史実に合わせようとしたんですかね。

…ちょっと無理やりですが自分なりになんとかアニメが伝えようとしていたことをくみ取ってみました。なかなか具体的な描写がないと感想書きにくいですね。
そこまでの意図はないかもしれないけど、まあそれ言ってしまったら感想記事として成り立たないので…

改めてシャニマスの「空白」の良さは圧倒的な供給量の多さに支えられているんだなあと痛感しました。


あと余談かもしれませんが、真乃が歌だけでスカウトされたのも、まあいいんですけど、ちょっと物足りなさもあったかな。真乃の魅力はもっとあるのに!!

真乃との出会いで「鳩と喋ってる?!」ってPが驚く、ぐらいのシーンがあったら、真乃の可愛さに加えてコメディさも出て、面白そうだな、見たいなって思いましたね。
あれはPが流石に不自然というか不審すぎる。まあいつもそうだけど。

このぐらい表情豊かな真乃が見たい!

イルミネ結成!

そしてアイドルになることを決めた真乃はめぐる灯織と一緒に練習を始めます。

天皇?????

手の振り方指先までピンとそろってて高貴すぎ。

真顔で「はぁっ…!」って言ってるのが怖い
猫背真乃!

ここのシーンも明らかにみんなとの差がある真乃が大変な思いしてるシーンなのに、後ろから何もせず見守って嬉しそうにしてるPがサイコパスすぎて謎でしたね。
助け合ってるのを見て感動してたんかな?

まのめぐにっこにこでワロタ

ひおり~^^ よぉしよしよしよしよしよし………
このあとめちゃくちゃイルミネの名前発表するのめっちゃもったいぶっててちょっと面白かった。
イルミネの3人の馴れ初め描いてくれて嬉しかったですが、まだまだイルミネてぇてぇ見たいよなァ!
イルミネと言えば、3人でひとつ!なので何か3人でしかできない問題に立ち向かうぜ!的な話があったらいいなあ。

そういえばこのあとで3人にPがユニット結成を伝えるシーン、イルミネの由来って星は星でも、星一つ一つの輝き、というよりかは星座のような繋がりを大切にしてるイメージだったから、Pが「みんなには一等星みたいに輝いてほしいって思ってな」ってユニット結成して最初にそれぞれの輝きを大事にしてほしい、みたいなこと言うんだな、と違和感ありました。
そのあとめぐるが「2人のお話聞かせてほしいな」とか「私も一緒に頑張りたい!」とか言ってちゃんと3人まとめてましたね。もしかしてプロデューサーよりプロデュース力があるのでは…!?

きらり きらり きらり光る 眩しいよ…

まとめ

ということで、今回のアニメの感想を点数形式で発表します!

それでは、とある方へのリスペクトも込めて発表させていただきたきます…

………

トゥデイズルカキンズポイント。

ドゥルルルルルルルルルルルルルルルルル……

80点(エイティ)~!!

\イェー!/  \フゥー!!/  \ナンナンダヨ!!/

映像の美しさ、髪の靡き方や目線の機微まで表現した丁寧なモーションで、3Dアニメに抵抗感がない僕としては大満足の作画でした!
そしてストーリー面では、アニメ単体ではあまりよくわからなかったもののゲームで補完され、真乃のアイドルになった動機を知るきっかけをくれました。
1話以降ではそれがアニメだけで完結できることを期待してこの点数とさせていただきます。

この記事のタイトルの「~ガール・ミーツ・???~」ですが、今回は「???」=プロデューサーになると思いました。「ボーイ」や「ガール」ではなく「成人男性。」ってところに今回のお話の異質さというか真面目さ、難しさみたいなものが出てると思いました。
そしてその「ガール」(アイドル)たちや真乃の両親がストーリーで関わらない分、そのぐらいPの考え、熱意が重要な回なのに伝わってこなかったというのも、内容が薄いといわれる原因なんでしょうね。でもPが中心になりすぎたらアイドルアニメとして良くないし…難しい…

とにかく、次回真乃たちがどうW.I.N.G.に立ち向かっていくのか楽しみですね。

それでは!

次回のシャイニーカラーズ!↓

Coming soon…

画像引用:©Bandai Namco Entertainment Inc.



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