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関西パチンコ店 〇ルーンの話 どこよりも詳しくpart2

 さて、続きです。
 この指定台の連絡方法ですが、繁華街の従業員ですので、夜の営業が終わればこの件を束ねている人から連絡が入り、今日は行けるのかどうかの質問が来ます。だいたいメールですね。そこは目上の怖い人の話ですので、なかなか断るわけもいかず、大概がOKを出していたそうです。大体15000円から20000円くらいの日当をもらっていたので、そこまで悪い話ではなかったということです。
 あとは、この従順な打ち子に台を打たせておけばいいのですが、そんな中でもトラブルは付き物ですし、任せてはいても、絶対に信用しているわけではないので念には念を入れていたようです。
 この日は出すぞという日はきっちり台番を指定するのですが、たまたま他のお客さんにその台を取られてしまったとします。そしてあれよあれよと万枚出てしまいます。ここで店側は、あー取られちゃったかーとはならないのです。
 まずは、その人がどんな人か調べます。台を指定した打ち子と関わりがないかを調べます。車で来ているのか、県内ナンバーか、県外ナンバーであればつながりは薄い。年齢層は近くないか、店の中で接点はないか、過去に何度か万枚出していないか、監視カメラなどを見ます。
 ここで、古物商の法律を逆手にとって身分証を見せてもらうのです。すると住所が分かります。この住所がどのように関係しているのか。
 これらのことから少しでも怪しいと思えば、自宅まで尾行することもあります。自宅に行くまでに打ち子と合流するかもしれませんので。ここで、リストアップしておけば、今後あやしいことが起きれば裏切られたかどうか分かる事があるのです。
 このような背景から身分証を見せてと言われた人はいます。ですが、万枚出せば必ず見せてと言われるものでもなかったですし、実際に見せてと言われた人はそれほどいません。少し話に尾ひれが付いて広まったのかもしれませんね。
 特段イベントでもない回収日には、ただ店の中に客がいればいいという形で台番を指定されず、お金だけを渡されて自由に打っていいよという日もありました。
 この店の機種で一番有名なものはジャグラーの裏物ですが、これはブドウバージョンと言われるものです。これはネットにも出回っている情報にもブドウバージョンとありますが、ブドウがきた後に連荘がくるというものではありません。ちょっとニュアンスが違います。
 通常ゲームはほとんど子役がそろいません。リプレイやチェリーが稀にきて千円で20ゲームほど回りますが、極々稀にブドウも来ます。ですが、このブドウは連荘、ボーナスといった概念はありません。
 通常ゲームでボーナスを放出した後、もし連荘モードに移行していたのであればブドウがきます。この連荘モードが私の記憶が正しければ、8ゲームか12ゲームだったように思います。多分です。ここだけはどうも曖昧ではっきりとは覚えていないのです。申し訳ありません。
 この連荘モードでブドウを引くとどうなるのか、
     次ゲーム、必ず光ります。必ずです。
 これがブドウバージョンの正体です。8か12ゲームのSTのような仕組みで、ブドウを引けば次ゲームに必ず光ります。ブドウがそろった時には光りません。
 これがなかなかの刺激で、連荘モードに突入していないのに、本当に極稀にひくブドウを偶然引いてしまったとしましょう。光りません。残念ながら。この時の絶望は余裕で吐き気が来ました。
 これがかの有名なブドウバージョンの正体なのですが、この周辺の店舗には本当に普通に裏物が設置してある店が多かったように思います。
 本当に多かったです。3店舗に1店舗は確認できるほどあったと記憶しています。駅前の子じんまりとした店では、ジャグラーが、1000ハマるか10連荘かといったものが置いてありました。これは確実にブドウバージョンとは違うものでしたが、連荘すれば10連ほどしますし、ボーナスも体感の比率で8対2でビッグよりだったと思います。いい台になれば、300付近で当たるのですが、悪い台はほぼ1000ハマります。というか、1000ゲーム付近に天井があるような仕様でした。
 その他にも異常なボーナス回数を記録するジャグラーを置いている店もありましたね。この店はジャグラーを全6でイベントするような店でした。大体30台くらいはありましたが全6と朝一で告知していました。
 ですが、それらのジャグラーの過去最高ビッグ回数が70回以上を記録していたと思います。全台そのような感じでした。不思議なことに、全6イベをやる際にはノーマル機なのです。ほんとに普通のジャグラーでした。
 告知しないイベ日にはビッグよりで出るのです。いい台はビック70のバケ10とか、そんな感じです。その店のすごいところは、前日から仕込みをするのです。わざと高設定と見せて、ビッグ10のバケ40という台を仕込みます。すると何が便利かというと、次の日にビッグが死ぬほど出ても前日からの偏りです、というのです。裏物なのに。
 これをやれば多少は警察などの目も欺けます。
 このように、〇ルーンだけが派手で注目されていましたが、実際は街のいたるところで裏物はありましたし、それを知っている地元民もかなりの数いたと思います。
 この〇ルーンに対して、警察の癒着があったのではないかと言われていますが、これはほとんどなかったはずです。実際にこの店が裏物だらけの違法な店であると認識していたと重いますが、事は簡単ではないはずです。
 実際にこの店を検挙、営業停止に持っていくには相当な労力が必要ですし、所轄だけではできないでしょうし、本部も交えないといけない話のはずです。まず、何が難しいのか。警察という組織は無罪という判決になることを一番嫌います。いやいや、明らかに裏物でしょうとなっても、まずは証拠が死ぬほど必要になります。以前の話でしたように、もし店長がトカゲのしっぽ切りで切られたとしましょう。オーナーは無罪です。すると、店は数日の営業停止で、また営業が始まります。やるのであれば、きっちりと材料を揃えないとイタチごっこです。雇われ店長は死ぬほど用意できます。
 また、この店のすごいところは金はたくさんありました。するとどうなるのかというと、優秀な弁護士が雇えるのです。それにも警察は手をやいていたのでしょう。実際に、この店は一度営業停止を食らっていますが何日か後に営業を再開しています。また、世間に公表されていないだけで、姉妹店の方にも警察は立ち入りしていますが、オーナーを捕まえることは出来なかったはずです。噂ではありますが、店内には秘密の部屋があるとかないとか。
 その証拠に、このオーナーが捕まったのは風営法などではなく、殺人容疑となっています。
 
 本当に闇の深い話ですよね。この殺人容疑についてもある程度詳しく書けるとは思うのですが、これについては何か汚い話になりますので、もし書くとしたら次に書くかも、書かないかもです。何か、法律に触れても嫌ですし。法律とかよく知りませんが。

 もし、書くとしたらお遊び程度に書きます。小説みたいに書きます。
 この話は実際に、なんちゃらかんちゃら関係ありませんみたいに。
 といことで、ここまで読んでくれた方ありがとうございます。見てくれる人が多いようであればドンドン書いていきますのでよろしくお願いいたします。
 それでは。
 

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