37w 管理入院12日目(帝王切開...当日!?)

昨夜したためたnote、ありましたよね。
帝王切開前日の気持ちを書かせて頂いたこちらの....

明け方に急いでコチラを書かせてもらい、その後、採血と点滴用の太い針を腕に刺してもらい、そして手術の最終確認をして、手術前専用のパジャマに着替え準備万端。

あとは午前中の手術が終わるのを待ち、
助産師さんから呼ばれるのを待つだけ....

待つだけ....

待つ..............けど....来ない.......
9時に一旦点滴つけますよ!とも言われたけどそんな時間もとっくに過ぎていて....

10時半...........
早朝の打ち合わせでは12時には手術開始になりますと言われていたから、まだ余裕はあるけど、点滴はもう繋ぎ始める時間ではあるはず....

担当の助産師さんがやっときて、
「先生から、お話があって!!!!あと、旦那さんに電話、お願いしたくて!連絡繋ぎながらいきましょう!!!」と、かなり急かされながら通話可能な部屋に移動させられる。

私の体調は万全だけど、もしかして昨日の診察で何か双子に問題が...?何も心当たりがないぞ...?と状況が全く飲み込めないまま椅子に座らされる。

最終の診察をしてくれた担当医が、
物凄く言葉を選びながら慎重に説明を始めた。
かなり回りくどいような説明だったのでそのまま文字に書き起こすのはやめますが、要は、

・新生児科の方で、現在容態が不安定な子が複数居るそうでその子達一人一人にマンパワーで対応をしたい
・今日私の帝王切開を行った場合、双子の呼吸が不安定(帝王切開だと急に外に出ることになるから呼吸が上手くできない子が多い)だった時に、双子一人一人につけるスタッフが居ない。
・容態が不安定な赤ちゃんたちは、今日が山場を迎えていて、明日であれば人員を確保して万全な状態で双子を受け入れることができる。(シフト調整などをするのだろう)

これでも長いか。結論として、

本日帝王切開でしたが、
双子の安全を確保する為にも
明日に延期させてください!!!!!

とのことでした。

ビデオ通話でナカダテにもこの説明されている状況は画面越しに聞いて貰っていたが、2人ともあまりにも急な話だったので、エ、ああ、え、はい。みたいな感じの声を漏らしていたと思う。

一旦2人で話す時間を作ってもらう。

承諾せざるを得ない内容ではあるし、
延期になることは受け入れないとだよね、、
と先にナカダテから画面越しに返答があった。

モコモコの白いフリースに寝癖姿で映ってる。
明け方まで眠れなくて、やっと少し眠れたところだったのだろう。

延期か〜.....皆さんからリアルタイムで応援して貰ったり沢山勇気づけられるメッセージをもらって、気持ちも高まったところだったのに、力が抜けて行く。

でも万が一を考えて延期の選択をしてくれたのだろう。(確かに今朝チラッとみた、医師の会議に見慣れない方が沢山いらっしゃった気がする)

助産師さんがパタパタ戻ってきて様子を確認しに来たので、再度先生を呼んでもらう。

申し訳ありません......と言われるが、
全然申し訳なくないし、大きな病院だからこそこういった事が起こるのも分かる。
むしろかなり大変な状況の中説明をしてくれているのだろう。

"次の日に延期"ということで、土曜日朝イチにオペを行うことに。


この説明を聞く前に、
いよいよ今日ですねー!双子ちゃん楽しみ!
と事務の方やヘルパーさん、臨床心理士の方などがベッドに来て話をしてくれていた。

病室へ戻りながら、
手術用の服着てるし、腕は点滴の準備されてるし、軽く緊張しつつも双子に会えるな!と楽しみにしていた気持ちは......あと凄くお腹空いてるな.....とか...今日このまま放置なのか....まずは休みを取って待っててくれてる家族に連絡しないと.....とか、頭の中がぐるぐる....

閉鎖された空間で、自分自身のメンタルがあまりブレないようにここ数日は過ごしていたから一気に分からなくなってしまった。
立て直せるのだろうか。

あと友人達にはどうやって伝えよう。

病室に戻って、パジャマに着替え直す。
なんか、うーん、仕方ない。しか言えないんだよな。誰も悪くないし、もっと不安で怖くて今もこちらが想像するよりもそれ以上に堪らない気持ちで過ごしてる方がこのフロアにいるはずで。

まあ、てことは食止め、今日意味ないのか。
と一旦現実に戻る為に味の濃いものが食べたくなったので、東京駅で売ってる中で一番美味しいポテチを食べる。味、するなあ。

無心で食べ切ってしまった。
一旦直前まで連絡を取っていた数人に延期を伝えてみると、もう既にナカダテがストーリーやTwitterに延期の旨を書いていることを教えてもらう。

彼らしい少しお茶目な書き方で明るく現在の状況を友人各位に伝えていた。
これを見てホッとしたというか、、私自身も今起きてる事について受け止められてきた。

緊張してないと思っていたけど、気は張ってたんだなってわかるくらい、落差でヘロヘロ。

その後も、産科の別の先生が延期についての挨拶だったり、ついさっき声をかけてくれた心理士の方がケアに来てくれたりと誰かしらが様子を見に病室に来てくれた。

手厚いケアをされているのは、わかる、し、大変ありがたいのだけど、一旦1人にさせて欲しかった。1人になれる場所、全然ないのだけど。珈琲、飲みたい。なんならもうお酒とか全然飲んでしまいたい。

あー、今日じゃなかったか。
今日すっごく良い天気なんだよな〜あ〜


病室だから声出せないけどちっさい声で「う〜」とか「あ〜」とか呻いてた。

それに隣の分娩室では、今さっき産まれた子の声が聞こえる。走って来た旦那さんが少し見えた。立ち会いしてる、子供に会えたんだなあ...立ち会いできるもんな、良いなあ...

明日も私1人だもんな〜〜〜!
ここ出るまで会えないんだもんな〜〜〜!!
今晩耐えられるかな〜!!!

こんな幸せな環境でこれは良くない。
気分転換、切り替え、なきゃ、、と思ってシャワー室へ。
(屋上に行くか、シャワー室行くかしか選択肢がない)

少しさっばりする。
ナースステーションの前通ると、事務のお姉様に引き止められる。

軽くハグされながら、あともう一日お腹で育ててあげよう!そうそう!そうよ!
私、アイス買ってきてあげるわよ!他に欲しいものあったらメモちょうだい!と言われて、髪の毛濡れたまま買い物リストを書いて、コンビニで買ってきて貰った。

夜ご飯を食べて、また翌日のスケジュールを教えてもらう。

今日は21:00までなら食事可能とのこと。
まだ2時間ほどあるので、ナカダテに電話しながらアイスを食べることにした。

この時にはだいぶ気持ちの整理もついてきた。

私も双子もとにかく健康な状態だからきっと延期でも問題ない、と判断されたのだろう。

予め決まってた誕生日を譲るなんて滅多に無いし到底できないこと。
今きっと生きる為に大変な状況の赤ちゃんを優先して産まれる前から偉いよ、と。

本当にそう思うしそう言うしか他ないのもあるけど、今晩お腹の中で少しでも大きくなって出てきてくれれば嬉しい。
何よりも安全な状態で産めるように対応してくれることは伝えて貰っているわけだし。

そんなこんなで、一時はブレッブレの精神状態でしたが持ち堪えて今明け方3時。
あと4時間後から、準備開始。
今度こそ本番です。

まだ少しだけ、応援しててください!

記録:2023.12.22-23(誕生日ずれちゃった!














この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?