37w 管理入院11日目(帝王切開前日)


管理入院折り返し地点、そして帝王切開予定日前日になりました。

ここに至るまで長かったのか、短かったのか

どっちだったかなと考えてみたりしたけど、
前日になっても分からなかった。

長い方を取るとしたら、
妊娠がわかってからちょいゲロを吐いたりしながら過ごした初期の悪阻、とにかく不安を感じないように仕事も並行して"普通"に振る舞うように過ごしてた中期、産休に入りこれまでにないくらいのんびりした生活を送った後期と、この管理入院。

振り返ってみると9ヶ月弱(トツキトオカじゃないのよね、実際)、かなりいろんな出来事が毎日起こってたので確かに長い日々を過ごしたようにも思う。

でも、思いの外あっという間だったなと思ったところもあって、それは多分辛かった記憶よりも、楽しかった記憶の方が強くなるくらいナカダテが工夫してくれたり、一緒に悩んだり困ったりしてくれたり、朝イチでミスドの新作買いに走ってくれたりしたからじゃないかなと思う。

ありがとうナカダテ、そしてミスド。

もう今度から正式名称で呼んであげないといけないかもしれない、mister donut...

ここまで軽く読んでわかると思うけど、
手術前日、というかあと数時間後に控えているんだけどこんな調子で全く緊張感なく過ごしています。

では、戻って11日目の記録を。


8時、いつも通り朝ごはんが運ばれてくる。
手術前だし今日はテンションの上がるメニューだったら嬉しいな〜とか思いながら完食。

ベッドの上であぐらを崩したような形でご飯を食べているのだけど、食べ終わる頃にはお腹で足を圧迫してしまっているのか、痺れてしばらく動けない。
この感覚とももしかしたら今日でおさらばかもしれないと思うとちゃんと覚えておきたいなと思って足の感覚が戻るのを待つ。

午前中、血圧測定、NSTと淡々と検査を進めていく。
助産師さんもいよいよですね〜とリラックスさせてくれようとしているのか、いつもよりも沢山声をかけてくれる。可愛い。

そして帝王切開のスケジュールを教えてもらい、病院から貰う下着や手術後に着る服のセットなどを受け取る。

前日夜から食止めかなと思っていたけど、
朝昼夜はしっかり食べてOKで、0時以降〜翌日朝食まで食事はストップ、9時からは絶飲食とのこと。

てことは、夜ご飯後のおやつは食べられるじゃーん!と持ってきたお菓子の中からどれを食べようかなとワクワクしながら過ごす。

昼前になり最後のエコーと内診。
子宮頸管の長さもクリア、出血もないし、問題ないそう。
そしてお腹にエコーを当ててもらう。
ここに入ってるのを見るのも最後か〜...と。流石に月2くらいのペースでみていたのでなんとなく姿形の捉え方が分かってくる。それでも素人には分かりにくいのだけど。

赤ちゃんの身体の計測を終えて、
最後にお顔見ときましょ!と顔を映してもらう。
1人はもうだいぶ骨盤の中に潜り込んでしまって見えなかったけど、もう1人は横顔が見えた。うすらぼんやりではあるけど、おでこの丸さと鼻の高さが確認できる。
4Dエコーに切り替えられ、あ〜またトラウマが〜...と思いつつ画面をみる。

今回は口元のあたりがもにょもにょ動いてる。

やっぱり少し見るのを躊躇うな...と思っていたら、先生から「コレ外に出てくる練習してるんですよ!えらいよ〜!可愛いよ〜!」と興奮気味に言われる。

この映像、、正解の見え方、というかむしろ可愛い判定されるんだ.....!とびっくり。

言葉ひとつでこんなに気持ちが軽くなるのかと本当に嬉しい気持ちでいっぱいになった。

その先生は明日帝王切開で立ち会いしてくれるそうで、最後にトラウマを払拭させてくれて感謝しかない。
双子2人がお腹の中で並んでるエコーを納めておきましょう!と最後に写真を貰い病室へ。

お昼を食べて、手術後にベッドの移動があるらしいので荷物の整理をする。
少し動くとやっぱりお腹は張る。チクチクと生理痛くらいの痛みがあるなと思ってトイレに行ったら軽めの出血。
内診の刺激で出たくらいなので問題なさそうだけど、念のためNSTを付けてもらう。

測定が始まって10分後、バタバタッといろんな先生たちが走ってくる音や、助産師さんが状況を共有する為の声が聞こえてくる。
どうやら、緊急帝王切開が始まるそう。
ベッドのまま手術室へ運ばれていく患者さんの姿が少しだけ見えた。
患者さんと先生たちを乗せたエレベーターが閉まると、途端に静かになるフロア。

ほんの一瞬の出来事だったけど、私もこうなる可能性があったかもしれないと思い、改めて出産の命懸けさを知った。
お腹の君たちもここまでよく無事に過ごしてくれたよ。

でもそれと同時に、このスピード感で手術の対応ができるこの環境で産めるのはかなりラッキーというか、万が一があったとしても心配ないのかもしれないなという気持ちにもなり、午後の時点でだいぶ不安感も無くなっていた。

産院でのキラキラマタニティライフが〜!病院食がイヤ〜!!とか散々言ってましたけど、この病院で出産出来て良かったって退院の時には確信して言えると思う。


最後の気分転換として、屋上にどうしても行きたかったので、動けます!超元気です!と助産師さんに伝え、最上階へ。

その前にナースステーションの事務のお姉様たちに挨拶したら、ナカダテちゃん怖かったでしょ〜!と心配してくれた。
予定帝王切開だから安心して臨んでね!私たち明日も出勤だから双子ちゃん楽しみにしてるわ〜!!!と親戚のおばちゃんムーブをかましてくれて、この数日の関わりなのに心配してくれたり安心させようとしてくれて有難い...

きっと不安で塞ぎ込んでしまう妊婦さんが多いんだろうな。

エレベーターがちょうどきたので、目的地へ。
西陽は苦手だけど、ここの夕方はなんだか気持ちが良い。誰も居なかったのでストレッチしたり深呼吸して、季節が冬になったことを感じる。

澄み切った青空。
一番良い季節に産まれてくるね

ちなみに明日12/22は冬至らしい。
冬の始まり、昼の時間が最も短く夜の時間が長くなる日と言われる。そんな短いお昼時に目掛けて産まれるらしい。 

安心して誕生日を迎えられますように

外の世界は楽しい事がたくさん待ってるよ!

記録:2023.12.21-22(明け方)

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