#怪異が本当に出る町 〇〇死役所市政だより …山にある小さな鳥居について… 山に行ったら道沿いに小さな鳥居を良く見かけることがあります。 他府県他市町村では不法投棄の防止をするのに設置されているがこの町ではいつの間にか異世界へ通じるようになってしまいました。 ですので、死民の方は詳細が全て判明するまではなるべく近づかないよう注意喚起いたします。 ・鳥居の数だけ異世界がある ・確認されているのは149箇所 ・あちらと通じる方法はいまだ確立されていない ・満月の日に人がたまに消え
#怪異が本当に出る町 この町は傷ついた心も癒やす町 ここの怪異達は人間達とは違い 裏切り、駆引きなんてものはしない 闇のような漆黒の夜に さぁ…寄ってらっしゃい♪ そして心満たされたなら 白銀の朝日を浴びて さぁ…いってらっしゃい♪ またのお越しを…
#怪異が本当に出る町 昔はこう言う怪異もあった… 夜中…家族に聞かれるのが恥ずかしく 外の公衆電話で彼女宅へ電話を掛けると… 電話口から父親？怪異？の怒号とも呼べるようなおどろしい声の怪異が… あまりの怖さに受話器を下ろしてこの町の公衆 電話から10円玉が沢山紛失したという… 今では稀な昭和の怪異…
#怪異が本当に出る町 『なんかこの町おかしいんちゃねー』 とピエロが言う… 『ビラ全部配りきれた時って、いつもなら会場 は満員になるんだけど…』 『この町では半分しか会場が埋まらんかったんよ…』 『だけどショー終えた時はどの町よりも拍手 喝采で鳴り止む事無かったんよね…不思議』
#怪異が本当に出る町 小学生の頃… 休みの日になると母方の祖母が良く私を 連れてお不動さんとか観音様にお参りしてた。 ある日、その一つの川崎観音堂という所に おばあちゃんと参拝に行った時の話… おばあちゃんが他のおばあちゃんとお経を唱えている間は暇で仕方ないので寺の公園で1人で遊んでいるとたくさんの赤とんぼが公園内を飛び交いだした。 綺麗だなぁと思って公園のベンチに座って赤とんぼ達をボーッと眺めていたら私の膝に1匹の赤とんぼが止まった。 膝に乗った赤とんぼとお互い見つ
#怪異が本当に出る町 10代の頃… 友人数人と友人の車で心霊スポットへ行った… 七つの家という所で当時は家もまだ崩れていなかった… 真っ暗で誰もライトを持参して無かったので 車のハイビームでスポット全体を照らして行ってみようとしたが何度カチカチしてもハイビームにならない… 危ないので結局、引き返したが一般道へ出るとハイビームは普通に作動した… その日は解散して翌日、友人に会ったのだがあの後、事故って車が廃車になったと言う… 関係してるかどうか分からないがやはり遊び半
ある夜寝ていたら金縛りで目が覚めた… ふと視線を感じた方向に目を向けると 箪笥の一面に白いワンピースを着た女性が 髪を前に垂らした状態で写っていた… 髪で顔は見えないのに血走った目が こちらを睨んでいる… あまりの恐怖に男は気絶した… とある家の箪笥の話し… #怪異が本当に出る町
