懐古主義

所得税のブラケットは変更しないで、交際費だけインフレ対応って、よくわからないなと感じました。

まず、交際費は、基本的に、終身雇用制度のもとで出世した方々が使えるものなので、雇用の流動化を目指す政策との整合性が気になりました。

下記のような時代錯誤な事例の報道がありましたが、こうした方々が喜ぶだけで、無党派層からは、反発を受けるだけな気がします。

色々な政策をみていて思うのですが、世の中が変わったことに対応できていない印象を抱いています。

上記の経営者による私的利用も、昔ならよくあったことかもしれませんが、今の世の中では、当然、問題視されます。
また、そもそも、接待を受けない人達も増えている印象です。接待の場での会話が録音されたり、下手をしたらハラスメントと言われるリスクがある現代では、そもそも取引先とはお酒を飲まないという人達も増えているように思います。
さらに、若い方々などでは、そもそもお酒を飲まない方も増えてきているように思います。

出てくる施策が、昭和や平成初期の環境をベースにしている印象が拭えません。
終身雇用で、護送船団で、良い大学を出れば一生安泰。そんな時代を取り戻そうと必死に足掻いているように感じています。








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?