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車窓から眺める気嵐




出勤途中車を運転しながら土色に濁った川面を眺めていた

対岸の水面からは蒸気霧が立ち昇る

何年経っても忘れない


普段は有り難い水が突然牙を剥いた

あれよあれよと言うまに2階まで来た水

寛げる筈の我が家、自室が一瞬のうちに水の入った箱に


今年もこの季節になると水の脅威をそこかしこで聞く


自然を壊したツケが私たちに返ってくる


抗っても勝てない










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